GMOペパボ(株)が運営するハンドメイドマーケット「minne(ミンネ)byGMOペパボ」は18日、2020年に検索数が増えたワードや購入が増えたカテゴリーなどのトレンドを発表した。おうち時間でハンドメイドキットの検索が増え、「マスク」「エコバッグ」など、コロナ禍を反映したワードに注目が集まっていた。
「アマビエ」の検索多く
また、minneは17日にサービス開始から9周年を迎えた。これを記念して、同日から25日まで、日替わりクーポンの発行や特集の公開などの「9周年記念企画」を実施中だ。
検索数が多かったのは、「マスク」「アマビエ」のほか、「おうち時間」「キャンプギア」など新しい生活様式の中で需要が高まったモノやコトに関連するワード。「インナーマスク」「マスクケース」といった作品や、「ハンドタオル」を探すユーザーも増加した。「おうち時間」「おうちカフェ」などのキーワードで作品を探す人や、テレワークの推奨、キャンプ人気の高まりで、「折りたたみテーブル」や「折りたたみデスク」などを買い求める人が増えたと考えられる。
「量産型」「地雷」もトレンドワード?
そのほか、レジ袋の有料化で需要が急増した「エコバッグ」のほか、「量産型」「地雷」など流行したファッション関連ワードなどもトレンドワードに。ゲームやDIYなど、家で楽しめる趣味にチャレンジする人が多い年でもあった。トレンドワードにもハンドメイドキット関連のワードが多く入っていることから、家で楽しめる趣味としてハンドメイドにチャレンジする人が増えたのではないかと考えられる。
minneでは、登録作品を19件の大カテゴリーと245件の小カテゴリーに分類している。20年は、19年に人気が高かった「ベビー・キッズ」のカテゴリーに小カテゴリー10件を追加したほか、「食べ物」カテゴリーの拡充や、「マスク」の大カテゴリーを大幅にリニューアルするなどして、購入者がより作品と出会いやすいような改修を行った。
最も成長したカテは「子供用マスク」
その結果、最も成長した小カテゴリーは「子供用マスク」で、流通金額が前年比28.28倍と大幅に増加。「食べ物」カテゴリーでは「チーズ・乳製品(2.98倍)」「精肉・肉加工品(2.88倍)」「調味料・スパイス(2.69倍)」の小カテゴリーが伸びており、コロナ禍で食品のお取り寄せ需要が増えたことが要因と考えられる。
10代からのハンドメイド人気高まる
19年と20年の購入者を年代別に比較すると、10代の利用が最も伸びており、前年比1.8倍。ハンドメイド作品やminneというプラットフォームが、10代の日常的な買い物の選択肢の一つとなってきたことが分かる。購入者だけでなく10代の作家も増えており、前年比1.7倍。背景には、コロナ禍の影響で学校が休校になったことや部活動ができなくなったことを受け、空いた時間を活用してハンドメイド作品を制作する若者が増えたことが推測される。
9周年で日替わりクーポンも
「9周年記念企画」は、25日まで毎日21:00から3時間限定で日替わりのお買い物クーポンを発行。また、minneで販売している作品を紹介する特集を5つ公開する。17日は「ケーキモチーフ特集」、19日はファッションアイテムやアクセサリーを中心に「トレンドカラー特集」、21日は動物作品の「復刻鳥モチーフ特集」、23日は「1000レビュー作家さん特集」、25日はライフスタイルに関する「アンケート特集」。
さらに、minneスタッフによるハンドメイドにまつわる9つのストーリーを公式Instagramで、期間中毎日投稿。父の日や恩師への贈り物にした作品や、結婚式で使用した髪飾りなど思い入れのあるハンドメイド作品にまつわるエピソードを公開予定だ。
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