楽天(株)は27日、「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2020年」(楽天SOY2020)を開催し、家電ECの「Joshin web 家電とPCの大型専門店」(上新電機)が、楽天市場に出店する約5万ショップの頂点となる総合グランプリを受賞した。同ショップは2016年にもグランプリを受賞し、4年ぶり2度目の受賞となった。
SOY常連ショップが上位独占
楽天SOY2020は、「楽天市場」に出店する全国約5万ショップの中から、楽天会員による人気投票や売上などをもとに総合評価を行い、その年のベストショップを選出するもので、今回で23回目となる。
総合賞2位は「ヤマダ電機 楽天市場店」(ヤマダ電機)、3位は昨年グランプリを受賞したデジタル家電ECの「A-PRICE」(MOA)、4位は昨年総合3位だったスポーツ用品などのECサイト「アルペン楽天市場店」(アルペン)、5位は18年に総合6位に入賞したインテリア・家具ECの「モダンデコ」(モダンデコ)となった。
グランプリを受賞した上新電機
新型コロナの影響がSOY受賞結果にも反映
今回の楽天SOYは、コロナ禍で初のオンライン開催となり、楽天ショップやECコンサルタントら関係者が約3万人参加した。三木谷浩史会長兼社長は「この1年は世の中が変わり、ネットショッピングはある意味、人々の生活を支えてきた。この大きな流れは今後も一般的になる。その中心は「楽天市場」で店舗の皆さんがリードしていく」と話し、コロナ禍で生活スタイルが変化するなか、楽天市場が社会的に大きな役割を果たしてきたことを強調した。
コロナ禍の1年は、楽天SOYの受賞結果にも影響を与えた。コロナ禍を背景に、巣ごもり消費や家庭生活を充実させる家電が人気を集めていることなどから、総合賞の上位3位を「生活家電」でジャンル賞を受賞した家電系のECサイトが独占するなど、楽天SOY2020ではコロナ禍の消費傾向が色濃く反映される結果となった。
上新電機「これからも『幸せ提供業』として日常がより豊かに幸せになるよう努める」
グランプリを受賞した「Joshin web 家電とPCの大型専門店」は、家電・PC・ホビーの大型専門店「Joshin web」の楽天市場店。16年にはグランプリを受賞したほか、19年には「Joshin web CD/DVD店」がジャンル賞を受賞するなど、楽天SOYの常連店舗となっている。今回はグランプリのほか、生活家電でもジャンル大賞を受賞している。同社は「大変光栄に思います。お客様をはじめ携わっていただいた全ての方に感謝し、これからも『幸せ提供業』として皆様の日常がより豊かに幸せになるよう努めてまいります」とコメントした。
楽天SOY2020ではそのほか、「ファッション」「フード・ドリンク」「住まい・暮らし」「美容・健康」「エンタメ・家電」「車・スポーツ」の6部門から42ジャンルで構成される「ジャンル賞」、8種類のサービス部門で構成される「サービス賞」、新人賞など6種の賞で構成される「特別賞」の合計148ショップが受賞している。
◆総合賞:トップ10
1位「Joshin web 家電とPCの大型専門店」(上新電機)
2位「ヤマダ電機 楽天市場店」(ヤマダ電機)
3位「A-PRICE」(MOA)
4位「アルペン楽天市場店」(アルペン)
5位「モダンデコ」(モダンデコ)
6位「くらしのeショップ」(山善)
7位「タマチャンショップ」(九南サービス)
8位「サプリ専門SHOPシードコムス」(エフ琉球)
9位「タンスのゲン Design the Future」(タンスのゲン)
10位「越前かに職人甲羅組」(伝食)
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