2021.04.13 コラム
顧客管理システムサービスの機能とは…目的別おすすめ企業比較7選
顧客管理は会社の事業継続に必須。様々な企業があらゆる内容の顧客管理システムを多くの種類提供しています。導入にあたって最適なサービスを簡単に選べるよう、特徴や機能比較、有料のものは価格が安いかどうかも含めおすすめを紹介いたします。
どんな会社が顧客管理システムを導入?
はじめに「顧客管理」とは、おもに「顧客の個人情報(電話番号や住所など)を適切に管理し、自社のマーケティングに役立て、顧客満足度を高めること」を指します。
顧客管理は、英語でCRM (Customer Relationship Management)」と呼ばれ、直訳すると「顧客関係の管理」という意味があります。つまり、顧客のニーズや属性を分析し、今後の顧客との関係性を築いていくことを目的に行われます。
近年では企業のIT化が進み、顧客情報をデジタル管理している会社が一般的になってきました。管理の実践方法は、エクセルやGoogleスプレッドシートを使用しているケースもありますが、よりスムーズな管理を行うため、便利な機能を持ち合わせた「CRMシステム」を使用している会社も増えています。
顧客情報を管理する方法は多種多様です。効率良く成果を出すためには、金額や機能の多さで選んでしまうのではなく、自社のシステム導入の目的を理解したうえで活用することが必要です。
顧客管理の実践に役立つ有料システム。まずはどんな種類や特徴があるのか、簡単にまとめておきましょう。
・クラウド型/モバイル対応のシステム
・AI分析など最新機能が付帯したもの
・営業管理に役立つさまざまなツール
・リーズナブルな月額料金や無料トライアルがあるもの
・導入から普段の業務まで使い方をサポートしてくれる
すべてのシステムに上記機能がついているわけではないため、まずは自社で優先順位が高い機能として何があるかを検討しましょう。
例として物販系の会社であればLTV(Life Time Value : 顧客生涯価値)を高めるための施策に用いることで、より自社の業態やトレンドに合わせた使い方が可能です。AIによる多角的な分析ができるツールや、顧客の詳細な消費行動を確認できるものを優先的に選ぶのがベターです。
顧客管理システムの機能一覧
効率よく顧客管理を行うためには、自社顧客の理解が欠かせません。まずは企業にとってサービスを導入する意義を明確にし、そのうえで、具体的にどのような機能や種類があるのかを把握していきましょう。
一般的に顧客管理システムでできることとして、以下のような内容が挙げられます。
【顧客情報管理】
顧客に関する全般的な情報を管理
・所在地・電話番号などの顧客情報の登録
・顧客対応履歴の参照
・商談内容/見積書の参照 など
【営業管理】
営業活動の進捗管理や活動促進を支援
・スケジュール登録
・商談の登録
・日報報告 など
【問い合わせ管理】
効率的かつ多彩な連絡経路
・メール自動転送
・SNS連携
・フォーム自動生成 など
【情報共有】
CRMシステム上で情報を安全に共有・管理
・ファイル共有
・アンケート調査
・イベント開催 など
【マーケティング】
顧客の行動をもとに分析/レポートを作成
・購買履歴
・収益情報
・BIツールとの連携 など
一部の機能を抜粋していますが、その他にもクラウド型のものやモバイル対応のものなど、最新の機能を提供しているシステムもあります。自社の優先順位を決めて最適なツール選びをしましょう。
目的別比較!顧客管理システム7選
企業によって顧客管理に抱えている問題やシチュエーションはさまざま。低コストではじめられるものから、シェア率が高いものなど、使えるシステムは幅広くあります。
ここでは目的別に顧客管理システムを比較し、より自社に見合ったものを見つけましょう。
◆クラウド型
直感的な操作とチームで一元管理ができる
サービス名:Senses(https://product-senses.mazrica.com/solution/b2b)
提供会社:株式会社マツリカ
月額費用:25,000円〜
初期費用:要問い合わせ
トライアル:あり
◆営業管理に強い
定着率95%!スケジュール管理から商談管理まで営業支援機能が豊富
サービス名:eセールスマネージャー(https://www.e-sales.jp/)
提供会社:ソフトプレーン株式会社
月額費用:3,000円〜
初期費用:要問い合わせ
トライアル:要問い合わせ
◆シェアが大きい
世界中の15万社以上から信頼あり。短期間で実績を上げる
サービス名:Sales Cloud(https://www.salesforce.com/jp/products/sales-cloud/overview/)
提供会社:株式会社セールスフォース・ドットコム
月額費用:3,000円〜
初期費用:要問い合わせ
トライアル:あり
◆導入実績が多く安価
低コストで利用可能。商談化率300%の導入効果あり
サービス名:Zoho CRM(https://www.zoho.com/jp/crm/)
提供会社:ゾーホージャパン株式会社
月額費用:1,400円〜
初期費用:なし
トライアル:あり
◆長期間・無料で多機能を試せる
はじめてでも安心。無料版でも豊富な機能
サービス名:HubSpot CRM (https://www.hubspot.jp/)
提供会社:HubSpot Japan株式会社
月額費用:5,400円〜
初期費用:要問い合わせ
トライアル:あり
よくある質問
Q.予算が少ないが自力でもできない。無料/フリーから使えるものはあるか
まずは自社の目的にあったサービスを見つけ、無料版が使用できるか把握しましょう。有料プランがベースとなっている場合でも、長期間無償で使用できるものも多くあります。
また、完全無償で使えるサービスも存在します。例えば、「Fullfree(https://www.fullfree.jp/)」はダウンロード・カスタマイズ・クラウド共有が無料で行えるため、はじめてでも安心して利用可能。データベース型で情報を管理し、同時編集や共有ができます。
最低限な機能を低コストで導入したい場合は、こういった無償期間を利用したり、完全無料で利用できるサービスを探すこともおすすめです。
Q.システムを導入したことがあるが使いこなせなかった
顧客管理システムは多機能すぎるがゆえ、うまく使いこなせないという場合も起こり得ます。それでは導入効果があまりなくなってしまいます。
自社がやりたいこと以上の機能を持つツールを使う必要性はありません。
「ツールにかかる費用は最適か?」「最低限ほしい機能は何か?」 など、自社が顧客管理ツールを導入する本来の目的をもう一度明確にし、それに伴う必要な機能を把握しましょう。
また、自社スタッフが感覚的に操作できる「使いやすさ」重視のツールを導入することもおすすめです。
顧客管理システムについてまとめ
「顧客管理」は、顧客の情報を管理することだけでなく、企業と顧客の関係性を深めるための需要な役割を持っています。
顧客管理システムには、営業活動の進捗管理・マーケティング支援・問い合わせ管理など、情報管理以外にも多くの機能が備わっています。また、低コストのものから業界でのシェア率が高いものが存在するなど、選ぶ基準は広いため、自社の顧客管理の意義をいま一度理解することが重要です。
適切なシステムを導入することで、さらなる企業や顧客のビジネスの発展に期待できます。
顧客管理システムに関する資料の紹介
システムを導入するうえで、おさえておくべきポイントがわかる参考資料です。無料でダウンロード可能ですので、ぜひ参考にしていただけると幸いです。
顧客管理システムに関する記事紹介
通販通信ECMO(エクモ)では、関連ツール・サービスの紹介記事を多数掲載しています。
顧客管理システムに関するセミナー情報
下記ページでは、当メディア主催のセミナー情報を随時紹介しています。EC担当者の方はぜひ参考にしてみてください。
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