2021.07.16 コラム
【初心者必見】ECサイトの簡単な作り方…企業/個人でも無料立ち上げ可
企業・個人問わずECサイトの簡単な作り方を初心者にもわかるよう解説します。「BASE」やASPを使い無料からも始められますし、「楽天市場」といった有料出店、費用をかけてフルスクラッチで作ることも可能です。役立つ本やセミナー情報もお届けします。
ECサイトはどうやって作る?
「ECサイトを作る」というと難しいことのように聞こえますが、一口にECサイトといってもさまざまな方法があります。実際に個人でECサイトを持っている人も多く、学生から主婦、社会人が副業で商品を販売しているケースも増えてきました。
ECサイトは構築する方法によって作成の難易度や必要な手順が変わります。以下がその一例です。難易度の低い順で説明していきます!
(1)楽天市場などのECモール(すでにシステムが整備されているネットショップ)に出品または出店する
(2) ECサイトを作成できるパッケージサービスを活用して出品する
(3)フルスクラッチで何もない状態からプログラミング・HTML等を行い、ECサイトを立ち上げる
これらの方法によって自分のサイトを持つことが可能となります。自分のスキルレベルやサイトを作る目的によって方法を選択することができます。上記で紹介したいずれの方法でも、海外にも対応したECサイトとして運営することが可能です。国内だけでなく海外にも商品を販売していきたいといった方でも利用することができます。
また利用するシステムによって初期費用や月額(年間)費用などの運営費用が発生します。料金体系はシステムによって様々ですが、サイトでの売上や構築方法によって費用が変わることが多いです。ECサイトを立ち上げる場合、一定の費用が発生する場合もあることを覚えておきましょう。
BASEなど無料でECサイトを作れる
ECサイトを立ち上げる際に費用が必要になる場合がある、と説明しましたが、実は無料でECサイトを作成する方法があります。
ASP(クラウドサービス)を活用する方法で、有名なサービスでは「BASE」などのサービスがあげられます。
ASPサービスを利用するメリットは、何より構築が楽に行えるという点です。サイトにとって必要なサーバー管理やメンテナンスなどは提供会社側ですべて行ってくれるので、専門的な知識やスキルがなくてもECサイトを構築することができます。またサイト制作の経験がなくても、ある程度のPCスキルがあれば、ブログを更新するように画面上の指示やメニューに従って操作をするだけで簡単にサイトを作成することができるのも大きなメリットではないでしょうか。
ASPサービスのデメリットですが、カスタマイズが難しいという点があげられます。中にはカスタマイズが可能なASPサービスもありますが、スムーズにサイト構築を行うためにはそれなりのスキルや知識が必要です。サイト初心者の方で簡単にカスタマイズができるASPサービスを使用したい場合は、有料プランなどにグレードアップするなどの必要があります。
また、WordpressなどのCMSを利用する方法もあります。CMSを利用することでASP
サービスよりもカスタマイズ性の高いサイトを構築することが期待できます。しかし完全無料で利用できるわけではなく、別途ドメインやサーバーなどの初期費用が最低でも発生します。費用が全く掛からないわけではないので注意しましょう。
▽海外向けECも無料から作れる!
海外向けECも無料で作成することが可能です。「海外モールへの出品」「ASPサービスで海外向けECを作成」の2つの方法に大きく分けることができます。
海外モールへの出品は「eBay」や「タオバオ」などの海外向け専用のモールがあるので、こういったネットショップへの出品を行うことで日本以外のユーザーに商品をPRすることができます。
また「BASE」などのASPサービスを利用して海外向けECを作成可能です。モール出品と比較すると利益率が高く、後々ネットショップとして独立しやすいなどのメリットがあります。
言語や決済方法に関して心配という方もいると思いますが、各サービスの機能で対応することが可能です。
ASPを使う場合の費用感は?
サービスによってピンキリですが、数千円からサイトを作成できるものもあれば、有料プランを組み合わせて10万円前後になるケースもあります。前述のように無料で利用できるASPサービスもあります。
とはいえ、どのサービスにも決済手数料や管理費など、運営していく中で最低限の費用は発生するということを覚えておきましょう。決済手数料は売上金額の3~10%となることが多いです。また、ショップの業種や出品するモールによってかかる費用が前後するケースもあります。
◇アパレルでEC立ち上げの例
アパレルECをBASEなどの無料ASPサービスを利用して立ち上げた場合、基本的にかかる費用は商品が売れたときの決済手数料とサービスを利用料のみとなります。登録料や月額費用などが発生しないため、費用を抑えてネットショップを運営することができます。
BASEの決済手数料が売上金額の3.6%+40円、サービス利用料が売上金額の3%と設定されており、それぞれが注文ごとに発生します。
【例】商品代金5,000円+送料500円の場合
決済手数料:238円=(5000+500)×3.6%+40
サービスを利用料:150円=(5000+500)×3%
◇楽天市場に出店する場合
楽天市場に出店する場合は、選択するプランによって初期費用が変わります。もっとも低価格な初心者プランで月額出店料19,500円から、無制限で商品を出品できるもっとも高額なプランは月額出店料が10万円になります。
その他、出店料とは別にシステム利用料がかかります。システム利用料に関してもプランや売り上げによって変動しますので、事前にシミュレーションを立てることが重要です。
無料ASPサービスと比べると費用感は高くなりますが、より多くのユーザーに商品を見てもらえる機会が増えるため、どれだけの売上を上げたいかによって出店方法を選択するようにしましょう。
フルスクラッチでECサイトを作る場合
本格的なネットショップの作成方法を調べていると、「フルスクラッチ」でサイトを作る方法があがることがあります。
フルスクラッチとは既存のASPを利用するなどの方法とは違い、laravelなどのPHPフレームワークを活用し、ゼロの状態からサイトを作り上げる手法です。サイトをフルカスタマイズできるというメリットがあり、ユニクロなどの大手ECサイトにも採用されている手法となります。
フルスクラッチを採用する場合、システム開発だけではなくマーケティング部門なども巻き込みながら、企業全体でサイトの改善を図る仕組みが必要不可欠です。ユーザーの離脱率を下げるための導線改善や、ユーザーがストレスなく入力できるフォーム構築など、プログラミングやhtml、aws高度なスキルやテクニック、また多大なリソースが必要になります。
そのため個人ネットショップや小規模なECサイトでは費用面でも工数面でも割に合わないケースが考えられます。その分の売り上げが見込めるのであればよいですが、フルスクラッチでのサイト制作にかかる時間や費用を考えると、リターンが少なすぎることが想像できるのではないでしょうか。
個人でECサイトを作成する場合は、フルスクラッチを採用するよりもASPサービスなどコストが抑えられる手法で進めることをおすすめします。
ECサイトの作り方まとめ
ECサイトの作り方について説明しました。ポイントは以下になります。
・ECサイトを作る方法はASPやECモール、フルスクラッチなど複数ある
・無料でサイトを作成できるサービスもある
・サイト作成にかかる費用は売り上げ規模や出品方法によって変わる
・フルスクラッチは高度な技術や多大な工数が必要となるため個人運営であればASPサービスなどの利用がおすすめ
今回紹介した内容はあくまで作り方となり、ECサイトを立ち上げた後は「集客」に関する課題が生まれます。サイトを作っただけで商品が売れていくわけではないので、サイトができた後も引き続き試行錯誤していく必要があります。そのためにできるだけ負担が少ない方法でサイトを作成するようにしましょう。
ECサイト作り方に関連する資料
ECサイトの作り方に関する資料を以下のリンクからダウンロードできます。ぜひご活用ください。
ECサイト作り方に関連する本
ECサイト作り方に関連する書籍情報も下記にまとめております。
ECサイト作り方に関連するセミナー
ECサイトの作り方に関連するセミナー情報も下記で随時更新しております。ぜひご確認下さい。
ECサイト作り方など初心者向け記事
ECサイトの作り方における関連記事(初心者向け)は以下のリンクからご確認ください。
・「初心者向け」関連記事一覧
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