(株)ZOZOが28日発表した2022年3月期第2四半期(21年4~9月)連結決算は、売上高が前年同期比14.6%増の762億1200万円、営業利益が同19.5%増の237億9100万円、純利益は同18.6%増の165億4100万円となった。
商品取扱高は23.6%増の2295億700万円
商品取扱高は前年同期比23.6%増の2295億700万円で、差引売上総利益は同13.6%増719億7600万円。差引売上総利益の商品取扱高に対する割合(粗利率)は34.4%となり、同0.3ポイント改善した。売上高は、買取・製造販売とUSED販売、広告事業の成長が主な要因となり、前年同期比で商品取扱高の成長率を上回る伸び率となった。
営業利益では、テレビCMやWEB広告に積極的に投資したが、商品取扱高と広告事業の成長に伴う粗利の増加や、物流関連費などのコスト低減などで増益となった。営業利益率は対商品取扱高比11.4%と前年同期と比較して0.7ポイント上昇した。
ZOZOTOWN事業の売上高は6.8%増の561億1900万円
ZOZOTOWN事業は、「買取・製造販売」「受託販売」「USED販売」の3つの事業形態で構成。売上高は前年同期比6.8%増の561億1900万円となり、商品取扱高は同6.8%増の1774億5400万円。構成比は77.3%となった。
新規出店したショップ数は38ショップで、純増は14ショップ。主な新規出店ショップは世界的に有名なラグジュアリーブランド「CHANEL」、高品質なスーツケースを提供する 「RIMOWA」、時計の専門店「SWATCH」など。アクティブ会員数、ゲスト購入者数ともに前年同期比と前四半期比でそれぞれ増加したことにより、年間購入者数も増加した。
受託販売の商品取扱高は6.2%増の1705億5600万円
買取・製造販売の商品取扱高は前年同期比64.1%増の12億9500万円、商品取扱高に占める割合は0.6%(前年同期実績0.4%)。売上高は同62.0%増の12億7800万円となった。9月末現在、ZOZOTOWN出店ショップは24ショップ(6月末20ショップ)を運営している。
受託販売の商品取扱高は前年同期比6.2%増の1705億5600万円、商品取扱高に占める割合は74.3%(前年同期実績86.6%)。売上高(受託販売手数料)は同4.8%増の493億1300万円となった。9月末現在、ZOZOTOWN出店ショップは1478ショップ(6月末1468ショップ)を運営。USED販売の商品取扱高は前年同期比18.8%増の56億200万円、商品取扱高に占める割合は2.4%(前年同期実績2.5%)。売上高は同17.5%増の55億2700万円となった。
PayPayモールの商品取扱高は119.1%増の191億5400万円
ZOZOTOWNを出店するPayPayモールの商品取扱高は前年同期比119.1%増となる191億5400万円、商品取扱高に占める割合は8.4%(前年同期実績4.7%)、売上高(受託販売手数料)は同119.1%増の55億9500万円となった。
ブランドの自社ECサイトの構築と運営・物流業務を受託するBtoB事業は、商品取扱高が前年同期比17.3%増の124億5800万円、商品取扱高に占める割合は5.4%(前年同期実績5.7%)。売上高(受託販売手数料)は同15.6%増の24億2600万円となった。9月末現在、受託サイト数は48サイト6月末49サイト)となっている。
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