2021.12.06 コラム
インスタ(Instagram)ハッシュタグ使い方やコツ…「とにかくたくさんつける」は注意
インスタでも他のSNSと同じようにハッシュタグ(#)を活用することができます。インスタは検索機能が充実しているためハッシュタグによる効果は大きいです。今回はインスタでのハッシュタグの使い方やメリット・注意点について解説します。(2021年12月初出/2022年7月改稿)
インスタのハッシュタグとは
インスタのハッシュタグは、投稿テキストのなかに「#」を付けて入力をすることでキーワードがハッシュタグとして認識される機能のことです。
TwitterやFacebookなどのSNSと同様の機能です。 ハッシュタグの役割は、投稿内容を簡潔にまとめたり、特定のカテゴリの投稿として認識させたりなど使い方によってさまざまです。また効率よくリーチ数を伸ばす手段として多くのユーザーや企業が、ハッシュタグについて工夫を凝らしながら投稿しています。
インスタのハッシュタグの重要性
ハッシュタグは一般ユーザーだけでなく、企業のプロモーションにおいても重要な機能です。ハッシュタグを効果的に活用することで、新規顧客の獲得や潜在顧客へのアプローチにもつながります。
インスタはSNSのなかでも購買行動に結びつきやすいという特徴があります。インスタは何かを検索したり情報収集に活用したりといった用途で使用されることも多く、最近ではショッピング機能の拡張などアプリ自体でも購買を促進する動きが見られます。
ハッシュタグを使用することで商品ジャンルに興味のあるユーザーに投稿が届きやすくなり、自社のアカウントをフォローしている人以外にもリーチできる可能性が広がります。
インスタハッシュタグ3つのメリット
インスタでハッシュタグを活用するメリットとして以下の3つがあげられます。投稿の内容やアカウントの運用方法によって、さらに多くのメリットがありますが、ここではインスタのハッシュタグを使用する一般的なメリットについて説明します。
- 投稿のリーチ数が増える
- ハッシュタグからコミュニティが形成できる
- 自社ブランディングに活用できる
1. 投稿のリーチ数が増える
インスタの投稿でハッシュタグを使用するとより多くのユーザーに投稿をリーチできる可能性が広がります。インスタではハッシュタグで検索をしたり、ハッシュタグをフォローしたり(フォローしたハッシュタグについて投稿されることでユーザーに通知、表示がされる)することができます。
たとえば、特定のキーワードで検索をすると、ハッシュタグを付けている人気投稿が上位に表示されます。また同じハッシュタグを付けている投稿が投稿順に表示される仕様にもなっているため、ハッシュタグを使用することで表示機会が増えていくシステムになっています。
通常の投稿はフォロワーにしか表示がされませんが、ハッシュタグについて興味があるユーザーに対しても投稿が表示されることが多くなるため、上手く活用することでフォロワー数以上に投稿をアピールすることができるのです。
2. #からコミュニティが形成できる
「○○同好会」「○○好きな人と繋がりたい」といったハッシュタグを見たことがある人も多いと思います。このようなハッシュタグは使用することでコミュニティに参加するという意味合いもあるため、同じコミュニティのユーザーとつながりやすくなります。
既存のハッシュタグに参加することもできますが、自分発信のハッシュタグに他ユーザーが参加する可能性も大いにあるため、同じような趣味嗜好を持つユーザーとのコミュニティ形成を促進することができるでしょう。
3. 自社ブランディングに活用できる
企業アカウントであれば、自社オリジナルのハッシュタグを活用することで自社ブランディングに活用できます。キャンペーンや自社ブランド名はもちろん、独自のキャッチコピーなどで認知を拡大している企業も多々あります。
ブランディング戦略の一つとしては中長期的な目線やプランニングも必要となりますが、企業アカウントを運営しているのであれば、ぜひハッシュタグでの認知度拡大を目指したいところです。
効果的なハッシュタグの活用方法
ハッシュタグは「#」のあとに単語や絵文字を付けることで使用できます。ただしスペースを入れたり特殊文字を活用したりなどはできません。
より効果的にハッシュタグを活用するためには、投稿に合ったハッシュタグを上手く選ぶことが大切です。、他のユーザーの投稿から効果的だと感じるハッシュタグを探すことで効果の高いハッシュタグが見つかることがあります。
後述でハッシュタグを選ぶ際の考え方についても解説しますが、まずはどのハッシュタグが効果的であるかを検証するために、さまざまなハッシュタグを試してみることをおすすめします。
また自社サービスのオリジナルハッシュタグを活用した投稿を増やすことで、ブランドの宣伝にもなりますので、企業アカウントなどを運用する場合はぜひ活用してみてください。
ハッシュタグを選ぶ際の考え方
ハッシュタグを選ぶ際の考え方を解説していきます。アカウントによって適した選定方法がありますが、一般的に効果の出やすい選び方を紹介します。特に以下の3つのポイントを抑えておきましょう。
- ハッシュタグの数は20個以内に抑える
- ビッグキーワードだけでなくミドル・スモールキーワードも活用する
- .投稿と関連性のあるハッシュタグを活用する
◆ハッシュタグの数は20個以内に抑える
インスタではハッシュタグを最大30個使用することができます。ハッシュタグを付けることで表示機会が増えるため、多く使用するメリットは多いです。しかしハッシュタグが多すぎると宣伝色が強くなったり、文章や投稿が見づらくなってしまったりといったデメリットもあります。
そのためハッシュタグは10~20個の間に抑え、全体のバランスを考えつつユーザー目線も意識した選定が必要です。
◆ビッグだけでなくミドル/スモールキーワードも
選定するハッシュタグはビッグキーワードだけでなく、ミドルやスモールキーワードも含めるとより効果的です。キーワードの「ビッグ・ミドル・スモール」とは、検索ボリュームや投稿ボリュームの大きさを意味しています。
グルメ関係のハッシュタグの場合、「ラーメン」「カフェ」などの単語は投稿するユーザーが多いためビッグキーワードに分類されます。そこからボリュームを落としたキーワード「すごい煮干しラーメン」「オーガニックカフェ」などがミドルキーワードとして分類され、「週1ラーメン同好会」「朝カフェコミュニティ」などニッチなキーワードがスモールキーワードに分類します。
投稿ボリュームを分類する際の目安ですが、ビッグキーワードが10万以上、ミドルキーワードは5000以上、スモールキーワードは5000未満といった基準で考えることができます。カテゴリによってはこの通りではない場合もありますが、投稿と分析を繰り返しながら効果のあるハッシュタグを見つけていくよう意識しましょう。
◆投稿と関連性のある#を活用する
使用するハッシュタグは投稿と関連性の高いキーワードを選定するようにしましょう。関連性が高い方がユーザーも目に留まりやすいという点もありますが、インスタでは関連性の低いハッシュタグを多用している投稿にペナルティが反映されるケースがあります。
例えば自社商品を宣伝している投稿で、関係のない芸能人の名前やトレンドキーワードを多用している場合などです。このような関連性の低いハッシュタグを活用することでリーチ数が伸びることは少ないので、できるだけ関連性の高いハッシュタグの使用を心がけましょう。
インスタの#は専用のツールで探すことも可能
インスタのハッシュタグは専用のツールを使用することで探すことができます。これらのツールは無料で使用できるツールも多くあり、例えば「ハシュレコ」などのツールはキーワードを1つ入力すると、関連のあるハッシュタグを複数提案してくれます。
どのようなハッシュタグを使うのがよいのか分からないという方はぜひ活用してみてください。
PR投稿に関する#の注意点
インスタでPR投稿を行う際は、ステマによるトラブルを防ぐ意味でも、インフルエンサーと広告主の関係性を明確にする必要があります。
関係性を明確にする機能として、インスタには「タイアップ投稿タグ」というものが用意されています。これはインフルエンサーと広告主が、金銭のやり取りをした上でプロモーションを依頼していることを分かりやすく示したものです。
これまではハッシュタグ「#PR」を使ってPR投稿であることを示すのが一般的でしたが、タイアップ投稿タグを使用すれば、ユーザーネームのすぐ下に表示されるので、ユーザーが一目で分かるようになりました。
PR投稿をする際は、使用することをおすすめいたします。
インスタでは#を効果的に活用しよう
インスタは投稿を拡散する「リツイート」のような機能はありませんが、ハッシュタグを効果的に活用することで大きくリーチ数を伸ばすこともできます。
SNSの特性上、ユーザーの購買意欲が高まりやすい傾向もありますので、ECサービスを運営している企業アカウントなどにもインスタは非常に効果的と言えます。人気SNSのためライバルも多いですが、その分情報も多く得ることができますので、ぜひインスタのハッシュタグを活用してみてください。
よりインスタを有効活用したい方へ
顧客購買体験は顧客との関係性が必須。また、顧客との関係性を可視化したのがエンゲージメントといいます。下記の資料では、エンゲージメントの大切さや効果を上げるための施策をご紹介します。
インスタに関連する記事
まずは情報収集から始めたいという方向けにインスタに関する記事をまとめています。以下のリンクからご確認ください。
監修者プロフィール:De-STANDARD株式会社 CMO 村上華子
熊本県熊本市出身。九州大学卒業 九州大学大学院修了。売れるネット広告社に入社し、MAツールを活用したインサイドセールスやセミナー企画・オウンドメディアの立ち上げ・SNSアカウント運用・広報活動等を駆使して、リードナーチャリングと新規受注の拡大に貢献。その後MOLTSに入社。インハウスマーケターして、グループ会社全体の新規案件の引き合いやインバウンド施策、広報・採用に従事。ジェイフロンティアでは、リードジェネレーションやインサイドセールス、MAツール・SFAの導入など、インバウンド型の営業・仕組み化に従事。同社新規事業であるメディカルプラットフォーム「SOKUYAKU」では、カスタマーサクセス・インサイドセールスの双方の立ち上げと仕組み化・BtoB拡大を図る。組織の1→10拡大フェーズにおけるマーケティング支援に特化した貢献がしたいという想いで、De-STANDARD株式会社に入社。同社CMOを務める。BtoBマーケティング・広報PR・採用の支援を得意とする。
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