楽天インサイト(株)が31日発表した『ペットに関する調査』の結果によると、「ペットショップ・専門店」から迎え入れたのは犬が6割弱。一方、猫は1割半ばで、やってきた経路は多岐にわたっていた。必需品の「ペットフード・おやつ」「トイレ用品」などの購入場所は、「ホームセンター」「インターネット通販」が上位だった。
※直近1年で購入した商品別の購入場所(犬を飼っている人)
飼育しているペット1位は「犬」、僅差の2位が「猫」
調査は、1月5、6日。楽天インサイトの登録モニターの中から、20歳~69歳の男女1000人を対象に、飼育状況や保険の加入状況、犬・猫を飼育する上でどんな商品にお金を使っているか、またそれをどこで購入しているかなどを聴取した。
それによると、ペットの飼育状況は、「犬」(12.6%)、「猫」(11.9%)、「淡水魚」(4.3%)がトップ3で、昨年の調査と大きな変動はなかった。ペットを飼っていない人に今後の意向を聞いたところ、「意向あり」(「検討している」「いつか飼いたいと思っている」)は40.2%となり、昨年の34.7%より、5.5ポイント上昇していた。
ペットを迎えた経路、犬は「ペットショップ・専門店」、ネコは「拾った・野良を飼った」が1位に
犬、猫はどのように家に来たの――。犬は「ペットショップ・専門店」(57.9%)。次いで「ブリーダー」(23.0%)、「家族・知人から譲り受けた」(12.7%)が続いた。「ペットショップ・専門店」は、昨年(51.5%)と比較すると6.4ポイント上がっていた。
一方、猫は「拾った・野良(野生)を飼いならした」(28.6%)が最も多く、次いで「家族・知人から譲り受けた」(27.7%)、「民間の保護施設・NPO団体」(16.8%)の順。。特に「民間の保護施設・NPO団体」は、昨年(12.7%)と比較し4.1ポイント上昇しており、「ペットショップ・専門店」(14.3%)を上回る結果となった。
※直近1年で購入した商品別の購入場所(猫を飼っている人)
直近1年での購入商品、犬は「ペットフード・おやつ」が1位
この1年で購入した商品を聞いたところ、犬は「ペットフード・おやつ」(89.7%)がトップ、次いで「トイレ用品」(65.9%)、「おもちゃ」(52.4%)。猫も同様に「ペットフード・おやつ」(96.6%)がトップ、次いで「トイレ用品」(84.0%)、「おもちゃ」(47.9%)が続いた。犬は「ウェア」と「室内用品」の購入頻度が増えていた。
ペット1匹あたりにかかる年間の平均費用は、犬が10万9398円、猫が8万7941円だった。「ペットフード・おやつ」や「トイレ用品」の平均費用にはほぼ差がなかったが、犬の「医療費」(2万8848円)は、猫の1万8722円よりも1万円以上高い結果となった。必需品の購入場所は、多くの商品カテゴリで「ホームセンター」「インターネット通販」が上位となった。
「ペット保険」の加入状況、犬は43%・猫は16%
「ペット保険」の加入状況について聞いたところ、「加入している」と答えたのは、犬を飼っている人で43.7%、猫を飼っている人で16.0%となり、加入率に大きな差がみられた。加入率を昨年と比較すると、犬では2.0ポイント上昇し、猫では4.9ポイント低下した。
加入理由は、「病気やケガの診療費負担の軽減」(68.7%)がトップ、次いで「ペットを迎え入れた場所で勧められた」(28.4%)、「体調を気にしてあげたほうがいい年齢になった」(13.4%)が続いた。サンプル数が少ない中で、猫は「寿命が延びているため」が18.2%に上っており、猫の寿命の延びも保険に加入する理由の一つとなっている可能性があるようだ。
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