(株)ソーシャルPLUSはこのほど、ソーシャルログイン・LINEのCRM活用サービス「ソーシャルPLUS」を導入したサイトで実施した『ソーシャルログイン利用状況調査2021』の結果を発表した。最もユーザー数が多かったのはLINEログインだった。
LINEログインの利用者が拡大
調査は、ソーシャルログイン実装に対応しているLINE・Yahoo! JAPAN・Google・Facebook・Twitter・Appleの6種類のアカウントを対象に、350サイトの利用状況を調べた。LINEログインのみの導入サイトが106サイトで、「LINE・Yahoo! JAPAN・Google・Facebook・Twitter」の5種類を実装しているサイトが40サイトなど、ログインの実装サイト数には偏りがある。
ソーシャルPLUSを導入したサイトのソーシャルログイン利用ユーザー数は、19年調査時の1402万人から2664万人に増加した。また、21年で最も多くソーシャルログインに利用されたアカウントはLINEが76%で、特にスマホでの利用が大きく伸長。Yahoo! JAPANが8%、Twitterが8%、Googleが5%、Facebookが2%、Appleが1%と続いた。
19年調査時もLINEログインが65%で最多だったが、21年はさらに11ポイント伸びた。今回の調査から集計対象に加わった「Appleでサインイン」は、20年に始まった比較的新しいソーシャルログインで、じわじわと利用ユーザー数も増えてきている。
スマホユーザー数が約2倍、PC利ユーザー数も約1.5倍に
6種類のソーシャルログインを実装している13サイトを対象にした、21年のソーシャルログイン利用状況も調査した。ソーシャルログインに利用するアカウントの割合は、LINEが32%、続いてYahoo! JAPANが30%、Googleが18%、Appleが9%、Facebookが7%、Twitterが4%となり、LINE・Yahoo! JAPAN・Googleを中心に幅広く利用されていることが分かった。
比較的新しいソーシャルログインである「Appleでサインイン」以外の5種類のソーシャルログインをすべてて実装している40サイトを対象にした利用状況調査では、LINEが57%、Yahoo! JAPANが21%、Googleが17%、Facebookが3%、Twitterが2%だった。
デバイス別では、スマホからの利用ユーザーが全体の94%。19年調査時のシェアは92%だったが、21年はさらに2ポイント増となっていた。19年との推移でも、スマホでの利用ユーザー数が約2倍に増えている。また、PCでの利用ユーザー数も約1.5倍に増えており、PC・スマホ双方でソーシャルログインの利用ユーザー数が伸びる結果になった。
PCでGoogle・Twitterがシェアを増加
それぞれでよく使われるソーシャルログインは、スマホではLINEがさらに伸長。「LINEアプリと連動し、ID・Passwordの入力も必要無し」「LINE Profile+を活用すれば、会員登録時のフォームアシストも可能」「LINEログインを新規会員登録導線に入れることで、会員登録完了と同時にID連携・友だち追加も完了」などの特性があるため、特にLINE公式アカウントでのCRM活用を念頭に置くサイトを中心に導入・活用が進んでいる。
PCでは、Google(16%→26%)・Twitter(6%→13%)がシェアを増加させる一方、Yahoo! JAPAN(42%→32%)、Facebook(15%→7%)は減少する結果となったが、幅広く使われている様子がうかがえた。
この続きは、通販通信ECMO会員の方のみお読みいただけます。(登録無料)
※「資料掲載企業アカウント」の会員情報では「通販通信ECMO会員」としてログイン出来ません。