投稿されたクチコミから、最新トレンドや今後の兆しを発掘して配信する(株)アイスタイルのニュースレター「@cosmeトレンドの芽・3月版」によると、春本番を迎えて外出機会が増加していることを受け、クチコミの傾向もメイクの話題が豊富。『春コスメ』のワードは前年同期と比べて4.4倍となるなど、季節の移り変わりを感じさせる明るく前向きな動きがみられた。
『春コスメ』など季節的なワードの検索が増加傾向に
「3月版」は、主に2月の初登場ワードや、出現率が大きく伸びたワードをピックアップ。コロナ禍による外出自粛で変化を感じにくい毎日に、化粧品で季節感をとり入れたいという気持ちから、季節的なワードは増加傾向にあったが、『春コスメ』の出現はその典型といえそうだ。
また、プライベートにも日常が戻ってきたためか、『女子会』(過去3か月「平均と比べて2.8倍)や、『男性ウケ』(同1.7倍)など、「周りからどう見られるか」といった他者視点でのクチコミも増加が見られた。
『ニュアンサー』がメイクアップ関連の注目ワードに
外出機会の増加=メイク機会の増加ということで、メイクアップ関連の注目ワードは『ニュアンサー』(過去3年平均と比べて12.1倍)。このところ、チークに限らずカラーメイク全体として複数の色味が混ざったような曖昧な中間色「ニュアンスカラー」が増えている印象だが、いま、頬のニュアンスをチェンジするチークとして、アディクション『アディクション ザ ブラッシュ ニュアンサー』(昨年12月27日発売)が人気。「透明感がでる」とクチコミも増加している。
チークだけでなく、チークのトップコートやハイライトとして使用したり、アイシャドウと重ねたりと、マルチに使えることも支持のポイント。『ニュアンスチェンジ』は、引き続きマスクで苦戦を強いられるチークの販促コミュニケーションの1つとしても注目されていきそうだ。
『リップライン』は微増
唇の輪郭をしっかりとるリップメイクは、いまのトレンドにはあまり見られないが、『リップライン』(過去3か月平均と比べて1.3倍)というワードが微増していた。人前でマスクをはずす機会も増えたことから、マスクギャップが起きないように(面長に見えたり、顔がのっぺりして見えないように)、鼻下と唇の間の「人中(じんちゅう)」を短く見せる効果を狙って、リップライナーで上唇を大きく描いたり、口角を上げたりといったメイク方法に注目が集まっている?
自然に上唇をふっくら見せたい&手持ちのリップに合わせても浮きたくない人は、自分の唇の色に近い肌なじみのいいピンクベージュ系のリップライナーをチョイスするのが◎。赤リップなど発色がいいリップを使う場合は、縁どったラインの上にも赤リップをのせればOK。
「花粉症」は例年並みも、『花粉』は微増
この季節、外出が多くなればなるほど気になるのが花粉。クチコミでは、「花粉症」というワー ドの出現率は例年並みなのに対し、『花粉』は昨年同月と比べて1.1倍と微増。鼻水やくしゃみを伴うアレルギー症状がなくても、乾燥や紫外線と同じように、花粉が誰の肌でも起こりえる肌荒れの要因になるという知識が広まっているからかも知れない。
花粉対策として人気を集めているのが『dプログラム,アレルバリア ミストN』。乳幼児も使える肌に優しい処方のミストだ。メイクの上から使用でき、お出かけ前にシュッとするだけで簡単に予防できるのがうけ、@cosme TOKYOでは2月~3月に圧倒的に売れている商品だという。
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