2022.05.01 コラム
5ステップでわかるインスタ広告入門と2022年最新トレンド
ECサイトなどのデジタルプラットフォームと相性の良い、Instagram広告。アクティブユーザー数は日本国内で3300万人(2019年3月)を誇るプラットフォームでどう広告を配信していくのかを紹介します。
Instagram(インスタ)広告とは
ECサイトなどのデジタルプラットフォームと相性の良い、Instagram広告。Instagramのアクティブユーザー数は日本国内で3300万人(2019年3月)、全世界では10億人以上といわれ、さまざまなSNSの中でも影響力の大きなもののひとつです。デジタル化が進み、テレビや雑誌などを超えて、よりスタンダードな広告手段となったInstagram。
Instagram広告を使って、ブランドのPRや商品の購買につなげるにはどうしたら良いのでしょうか?そんなお悩みに答えるべく、ここではInstagram広告の運用が初めての人でも短時間で全容が分かるよう、ステップ別にポイントを解説していきます。
SNSに予算が割けるのであれば、Instagram広告(以下、インスタ広告)を運用することをお勧めします。なぜなら、新しい商品やブランドをインスタ広告から見つけるユーザーが多く、その割合は27%にものぼるというリサーチもあるからです。
インスタ広告とは、Instagramのユーザーに向けて配信できる有料の広告です。
Facebookなどと同様に、インスタ広告はアプリを通じて広告が表示されます。表示形式は、フィード、ストーリー、発見タブなど、広告の目的や用途によって色々な種類が選べます。
インスタ広告は、一見、通常の投稿とよく似た形で表示されますが、区別するために「sponsored」の表記がされていることが特徴です。また、インスタ広告には通常の投稿よりも多くの機能が付随していることも特徴です。例えば、リンク、CTA(Call To Action / 行動喚起)ボタン、商品カタログなどです。
目的別インスタ広告の種類
インスタ広告には下記のような6種類のタイプがあります。
写真広告
動画広告
ストーリーズ広告
カルーセル広告
コレクション広告
発見タブ広告
これらの6つの広告タイプに関して特徴を解説していきます。
▽写真広告
インスタ広告の中でも最もベーシックといえるフォーマット。画像1枚+テキストで構成でき、フィード画面に表示されます。
広告の下にはさまざまなCTAボタンを設置できるので、クリック率の向上が期待できます"
▽動画広告
動画コンテンツを配信できるフォーマット。動画+テキストで構成でき、フィード画面に表示されます。
動画の特性上、ユーザーの注目を集めやすく、静止画広告よりも多くの情報量で訴求することができます。ユーザーの関心をひいたり、ブランドストーリーを伝えるのに向いています。"
▽ストーリーズ広告
画像、動画のどちらからでも構成でき、ストーリーズ画面に表示されます。スマホの全画面にダイナミックに表示されるため、インパクトや没入感に長けており、強いアピール効果が期待できます。
ストーリーズを利用している日本のユーザーは70%を越えるというデータもあり、影響力の大きな配信先として人気の広告フォーマットです。
▽カルーセル広告
1つの広告に最大10つまでの画像や動画、そしてリンクをつけた構成ができるタイプの広告です。フィードやストーリーズ画面への表示ができます。(出稿先によって使用できるコンテンツは多少異なります)
複数のコンテンツを一度に訴求できるので、ブランドストーリーや複数の商品についてなど、より深い理解につながりやすいというメリットがあります。
▽コレクション広告
複数の商品コンテンツをカタログ形式で表示できるフォーマットです。メイン画像(または動画)の下に、あらかじめ登録した商品一覧が表示されるようになっています。
それぞれの商品画像からショッピング機能への連携もできるので、ECサイトとの相性も良く、実際のコンバージョンにつなげやすいフォーマットです。
▽発見タブ広告
虫眼鏡アイコンで示される、Instagramの「発見タブ」内に出稿できる広告です。発見タブでは、これまでのInstagramでのユーザー行動を元に、各ユーザーの興味や関心に合致しそうなコンテンツが表示されます。
発見タブ広告では、能動的に情報を探しているモチベーションの高いユーザーにリーチしやすいという特徴があります。
インスタ広告で何ができるか?
インスタ広告の配信を通じて、どんなことを達成したいでしょうか?
やみくもに広告を出稿するのではなく、まずは目的をはっきりとさせましょう。インスタ広告には色々なフォーマットや機能があるので、目的に応じたオプションを選んでいくことが大切です。
費用の概算
インスタ広告は、1日あたり最低100円からの配信が可能となっていますが、予算があまりに低すぎるとどうしても成果は見込みづらくなってしまいます。
特に初めての広告出稿の場合は、ある程度の予算枠で継続して出稿し、データ分析をして最適化していくことが重要になります。ビジネスの種類や規模にもよりますが、目安として少なくとも1日1000円ほどの予算は見ておいた方がよいでしょう。
インスタ広告の費用は、競合の多い商材やターゲットになればなるほど、単価が高くなるので注意が必要です。
下記が、インスタ広告の主な費用形態4つになります。
CPM: 広告が1000回表示される度に課金される
CPC: 広告がクリックされる度に課金される
CPI: 広告からアプリがインストールされる度に課金される
CPV: 広告動画の再生時間に応じて課金される
2022年のInstagram最新トレンド
2022年度Instagramトレンドレポートによると、2022年のトレンドはますますZ世代が牽引していくと予想されています。2022年に注目されているトレンドを下記にまとめましたので、効果的なインスタ広告の制作に役立ててください。
◎語りかけるコンテンツ
オーディエンスに語りかけるコンテンツの需要は引き続き高い傾向です。ライブでオーディエンスからの質問にリアルタイムで答えたり、ストーリーズで質問やクイズを出したりと、一方的な発信ではない双方向のコミュニケーションが人気があります。
◎裏舞台の話を伝える
商品製作の裏舞台に興味をもつユーザーは多く、表向きにはあまり知られていない情報を知りたがっています。商品の製作過程やブランドの裏話など、Q&Aや商品タグ付けなども活用しながらアピールしてみましょう。
◎音楽コンテンツ
リールなどの短尺動画を個人でもより簡単に制作できるようになったことで、ユーザーが音楽を見つける方法が変化してきています。また、ダンス動画もさらに定着していくと予想されます。
ビジネスや広告においても、音楽やダンスコンテンツがより身近なものとなり、重要な役割を果たしていくことが期待されます。
◎ウェルネス関連
2022年も引き続き、自宅エクササイズのニーズは継続する見通しですが、さらに心身の健康を追求するウェルネスのニーズもさらに高まると予想されます。
単なるエクササイズの枠を超えて、スケッチ、絵画、作曲などの自宅でできるクリエイティブな活動をさらに発展させたい人が増えています。
まとめ
以上、インスタ広告についての5ステップ解説と2022年の最新トレンドをご紹介しました。ビジネスの規模や達成したい目的に合わせて、色々な選択肢があることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
ご紹介した内容を踏まえて、インスタ広告が初めての人でも、基本とトレンドを押さえた効果的な広告を運用してみてはいかがでしょうか。
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