楽天グループ(株)は27日、運営するオンライン書店「楽天ブックス」、電子書籍ストア「楽天Kobo電子書籍ストア」、定額制の音楽聴き放題サービス「Rakuten Music」、動画配信サービス「Rakuten TV」を対象に集計した『2022年 エンタメ上半期ランキング』を発表した。
『ONE PIECE』は13年から10年連続トップ5にランクイン
「楽天ブックス」上半期ランキングで総合1位となったのは、「週刊少年ジャンプ」の名作コミック『ONE PIECE』の102巻で、物語が最終章に突入するとことから話題を集めている。また、上半期総合ランキングで、13年から10年連続トップ5にランクインしている。
5月30日に予約発売を開始した『Johnny's Festival~Thank you 2021 Hello 2022~』(通常盤Blu-ray 初回プレス仕様)【Blu-ray】は、予約販売開始後2日間の売上のみで、3位にランクイン。さらに、Snow Manの作品は、トップ10のうち2位、7位、8位を占めた。2位の『ブラザービート』は、全員が主演を務めたことで話題の映画『おそ松さん』の主題歌でもある。
原作のアニメ化で原作コミックの人気が加速する傾向に
「楽天Kobo電子書籍ストア」2022年上半期ランキングは、21年の年間ランキングに引き続き、1位と2位に『呪術廻戦』と『東京卍リベンジャーズ』がランクイン。『呪術廻戦』は、20年にアニメ化、21年には映画が公開されたことで引き続き話題を集めている。同様に、21年にアニメ化と映画化を行いヒットした『東京卍リベンジャーズ』が、継続して高い人気を集めた。
また、3位の『SPY×FAMILY』や7位の『その着せ替え人形は恋をする』は、コミック発売時から人気を集めていたが、それぞれ4月、1月のアニメ化で、さらに人気が加速。映像化によって注目を集め、原作コミックの人気が加速する傾向が続いている。
「Rakuten Music」の1位はAimerの『残響散歌』
「Rakuten Music」2022年上半期ランキングでは、『YOASOBI』や『Official髭男dism』『あいみょん』といった実力派アーティスト達がトップ10入りする中、『Aimer』『マカロニえんぴつ』といったこれまでのランキングとは違った顔ぶれが並んだ。
1位に輝いたのは、Aimerの『残響散歌』。21年12月から22年2月放送のTVアニメ「『鬼滅の刃』遊郭編」のオープニングテーマとして、原作の世界観そのままに力強く歌い上げられた一曲だ。アニメの主題歌が1位を獲得するのは、19年から「Rakuten Music」が上半期・年間ランキングを発表し始めて以来初となり、ここ数年のアニメ人気の高まりがうかがえる。
2位と3位には、優里の楽曲がランクイン。2位の『ベテルギウス』はTVドラマ「SUPER RICH」の主題歌としても話題に。昨年の年間ランキングに続いてランクインした『ドライフラワー』は、SNSを中心に根強い人気を集め、ロングヒット中だ。
Rakuten TVはタイ・韓国・台湾・中国発のアジアコンテンツがトップ10を独占
「Rakuten TV」上半期ランキングでは、タイ・韓国・台湾・中国発のアジアコンテンツがトップ10を占め、うち5作品がタイ「BL」ドラマという結果となった。21年の年間総合ランキングでもタイドラマを中心にアジアの「BL」コンテンツがランクインしており、継続した人気がうかがえる。
1位の中国ドラマ『山河令』は、21年の上半期で1位になったドラマ『陳情令』と同じく、男性同士の熱い友情を描いた「ブロマンス」と「時代劇」を掛け合わせた作品で、3月の配信開始から飛躍的に視聴者数を伸ばしている。電子書籍版が「楽天ブックス」の上半期 BL・ブロマンス映像作品ランキングでも6位にランクインしている。ドラマ版では電子書籍版を一部改変したストーリー展開となっており、電子書籍とドラマそれぞれで楽しむことができる。
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