2022.09.20 通販支援
「EC普及率100%実現目指す」…MakeShop byGMO、今秋に完全刷新
MakeShopは生まれ変わります――。GMO メイクショップ(株)はこのほど、『次世代 EC開発プロジェクト』として、2004年の創業以来、18 年間提供し続けているECサイト構築 SaaS「MakeShop byGMO」のシステムをフルリニューアルすると発表した。 10月26日にリリース日等を公表する予定で、同日より出展する「Japan IT Week秋(幕張メッセ)」内でお披露目も行う予定だ。9月15日にオンライン開催されたイベントでも、向畑憲良社長らが登壇しリニューアルについて説明。フルリニューアルを通じ「EC普及率100%」の実現を目指すと掲げた。
GMOメイクショップの向畑社長
10月26日に予定発表…展示会でお披露目も
「MakeShop by GMO」は2004年のローンチ移行、変化し続けるEC市場環境や、多様化する顧客課題に柔軟でスピーディーに対応できるよう努めてきたが課題も少なくなかったという。今回、インフラ基盤の移行や、モダンアーキテクチャへの総入れ替え、管理画面のリデザインなどのリニューアルに取り組み盤石なシステムとしての再成立を目指す。
利用中の店舗の取引を止めることなくプロジェクトを進行するため、段階的なリリースを行い、新たな「MakeShop byGMO」へと刷新する。今後の日程などは、10月26日からティザーサイトで公開するとともに、同社が出展する「第13回 Japan IT Week 秋」の会場でもお披露目を行う。
「MakeShop byGMO」のサービスは成熟の一方で、経年による技術的負債の蓄積で、ショップからの要望をスピーディーにプロダクトに反映させることが難しい状況になりつつあった。20 年に始動した『次世代 EC 開発プロジェクト』は、22年4月にベータ版をリリースし、テストユーザーとしてショップにも参加してもらうなど、事業者の声も反映してきた。
インフラ基盤刷新、管理画面もリデザイン
9月に入って、自社のイベントでプロジェクトに関する発表を行い、ティザーサイトを公開。10 年間業界の最前線で取り組んできた企業として、いままで以上に便利で快適な体験へと変革することで、EC普及率100%をめざし、今後10年の歴史を創っていきたい考えだ。
リニューアルでは主に以下6つの変更を行う。
1. スケーラビリティのあるインフラ基盤へ刷新
2. モダンアーキテクチャへ総入れ替え
3. APIで自由につながり、広がる拡張性
4. わかりやすい管理画面へリデザイン
5. 美しく柔軟なフロントサイトを実現
6. ユニークでトレンド溢れるアプリが満載
『次世代 EC 開発プロジェクト』では、「MakeShop byGMO」をモダンで拡張性のあるシステムへフルリニューアルするため、インフラ基盤を Amazon Web Services(AWS)に移行し、高い拡張性とセキュリティレベルを担保する。また、システムアーキテクチャを抜本的に見直し、総入れ替えするほか、API を整備し、サービス連携によるさらなる拡張性と利便性を提供する。
同時に、商品管理や注文処理といった毎日の運営業務をより効率的に行うため、管理画面をリデザインし、分かりやすい構成に刷新。ファーストビューの見やすさや画面遷移のしやすさにも配慮し、回遊性の高いショップを構築できるテンプレートを提供する。さらに、アプリストアを設ける。MakeShopの利用者はMakeShop上のプラットフォームを通じて、例えばCRMツールのようなEC運営に必要なシステムなどを簡単に導入できるようになる。
EC普及率100%、SLA99.9%実現へ
会見で担当者は「インフラ基盤の刷新によるSLA99.9%を目指す」と意気込んだ。SLAとはサービスの提供事業者とその利用者の間で結ばれるサービス水準、サービス品質保証といった意味だ。加えて今回のフルリニューアルを通じて「EC普及率100%実現も目指す」と掲げた。なおここでいうEC普及率とは、誰もがECを安心安全に利用できる環境を構築すること、という趣旨でEC化率とはニュアンスが異なる。
向畑社長「月商50万円の壁は超えられる」
9月15日に開催されたイベント「MakeShopDay」でも今回のリニューアルについて言及した。向畑社長も登壇しあいさつ。「ネットショップは月商50万円の壁というものがある。商品力・表現力・商品力・CRMを磨けばこの壁は超えられる。MakeShopはこの壁を超えることをサポートしていく」といった旨参加者によびかけた。そのほかアフターコロナに際し、「ECにとってリアル店舗をもっていることが強みとなりえる」といった未来についても語った。
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