「衝撃コスパモール 」のQoo10(運営:eBay Japan合同会社)で食品カテゴリーが成長している。同社によると食品カテゴリーは過去2年間で1.5倍の伸びを示し、韓国食品については過去2年間で約4倍の成長をしているという。韓国食品を取り扱う出品者のなかにも大きな成果を出す店舗が続出しており、Qoo10のライブコマース機能「Live Shopping」を活用しわずか40分で4000セット完売(売上高にして約1600万円)や「メガ割」期間中のみで売上高1200万円を記録するなどの成功事例もでてきている。
フード分野は1.5倍、韓国食品は4倍成長
Qoo10は10月13日、都内で報道関係者向けに「Qoo10 フードメディアラウンドテーブル」を開催。Qoo10のFOODマネージャー木島夏樹氏が登壇し、Qoo10の現状とモール内の食品カテゴリーの成長状況を説明。Qoo10は会員数2200万人、月間8億2000万PV、登録商品数は12億品目以上、出店者数は2万1400店舗となっていることを報告。Qoo10の流通額は「毎年20〜40%増の成長を続けており、市場成長率の3倍以上の伸び。EC業界においてトップクラスの成長率となっている」(木島氏)と話した。
食品カテゴリーについては「過去2年間で1.5倍の伸びとなっている。売り上げ構成比で言うと韓国食品とスイーツ・お菓子の割合が非常に高い。韓国食品については過去2年間で約4倍の成長をしている」(木島氏)という。一方で「他ECモールで需要の高い海鮮・肉・惣菜などはQoo10上では競合が少ないブルーオーシャンな環境と言える。ぜひこのあたりの商品を取り扱うショップ様にはQoo10でチャレンジをしていただきたい」(木島氏)と呼び掛けた。
韓国食品の人気トレンドについても言及。「これまではインスタントラーメンや韓国海苔の人気が高かった。新たなトレンドとしては、冷凍食品やレンジアップのレトルトの韓国食品は増えていることもあり人気が非常に高まっている」(木島氏)そうだ。そのほか「YouTuberの動画などで扱われることも少なくない"SNS映え"するお菓子やスイーツも人気が上昇している。トゥンカロンやレインボーゼリーなど、色鮮やかなスイーツ・お菓子もとにかく人気」(木島氏)という。
Pulmuoneのアサヒコは430%成長
Qoo10に出店し成長を遂げている韓国食品を扱う企業もゲストとして登壇。韓国食品ブランド「Pulmone」を扱う(株)アサヒコから趙顕根社長とGlobal事業部の五十嵐司事業部長が登場し、同社と「Pulmuone」ブランドについて説明したほか、Qoo10上での取り組みについて話した。
沿革を語るアサヒコの趙社長
アサヒコは2021年8月にQoo10に出店。Qoo10での売り上げは430%成長を遂げているそうだ。Qoo10の各種イベントにも積極参加しており、「メガ割」では21年の11月の開催時には期間中だけで売り上げ1000万円を達成。今年8月の開催時は、Qoo10限定のセット商品などを用意し期間中だけで1200万円の売り上げを記録した。
アサヒコの五十嵐事業部長
わずか40分のLiveShoppingで4000セット完売
アサヒコはQoo10のライブコマース機能「Live Shopping」も活用した。動画再生数は47万回にものぼり、戦績としてはわずか40分で4000セットを完売。約1600万円を売り上げた。「Qoo10はいいユーザーが多い印象がある」(五十嵐事業部長)としており、今後もQoo10での販売に注力していく考えだ。
そのほかメディアラウンドテーブルではQoo10の人気商品の展示なども行われた。
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