(株)アイスタイルが30日発表した、@cosmeへの投稿クチコミから今後のトレンドの兆しを発掘するニュースレター「@cosmeのトレンドの芽 2023年1月版」によると、きれいな肌の象徴として『白玉肌』というワードが増加。メイクでは「Tokidoki」という口コミが初出現し、アニメやキャラクターを推す手段の1つとしてコスメの可能性を感じる動きが見られた。併せて、前年比約1.6倍という「年末年始にとにかく売れたものランキング」も発表した。
『白玉肌』は韓国ブランドでの口コミが目立つ結果に
スキンケア・ベースメイクで注目された『白玉肌』は、過去3か月平均比で10.7倍。特に韓国ブランドでの口コミの出現が目立った。また「白玉点滴」「白玉注射」という施術メニューも。「ナンバーズイン(numbuzin) 3番 うるツヤ発酵トナー」のクチコミでは、「スペシャルケアとして使っておりました。『白玉肌』が手に入ります。結構しっとりです」――。
コスメデコルテのロングセラー美容液「リポソーム アドバンスト リペアセラム」の現品と新商品「リポソーム アドバンスト リペアクリーム」のトライアルサイズがセットになった『パープルリボンセット』(過去3か月平均比7.5倍)についての記述が増加していた。お得さやお試し目的だけではない「プロジェクト」への賛同のクチコミも届いている。
メイクアップコレクションの『Tokidoki』は、「ボビイブラウン」とコラボレーション。ロサンゼルスを拠点に日本から影響を受けたポップなキャラクターが人気のトキドキだが、「キャラクターもののバッグや小物は躊躇するけど、コスメだったらいいよね」というクチコミが見られ、アニメやキャラクターなどを推す手段の1つとして、コスメの可能性を感じるという。
昨年12月にケイト「リップシェイプメイカー」が発売された影響で、『M字リップ』(15年以来初出現)というワードが増加。M字の影を仕込むシェードライナーとボリュームアップして見せるハイライターグロスでメリハリのあるボリュームM字リップを「偽装」するという商品で、「コンセプトに惹かれて購入した」や、美容外科施術と比較するクチコミも見られた。
ヴィセ「エッセンス リッププランパー」がSNSで話題に
同じく12月に発売され、いまSNSで話題のヴィセ「エッセンス リッププランパー」の影響で「リッププランパー」(過去3か月平均比6.9倍)というワードも増加している。手に取りやすい価格もあってか、「リッププランパー初購入」というクチコミも。また、「人気ヘアメイクアップアーティストである小田切ヒロさんが紹介していたから」といったクチコミも見受けられた。
また、液体タイプのチークを指す『リキッドチーク』(過去3か月平均比4.1倍)というワードが増加。クチコミを見てみると、昨今のメイクトレンドである「血色感」の演出としても、マスク生活での「マスクへのつきづらさ・落ちにくさ」としても、注目されているアイテムのようだ。
12月に早くも春コスメに関するクチコミが見られている。例えば、12月9日に発売された「セザンヌ ベージュトーンアイシャドウ」の新色カラーの色名『ミモザベージュ』(過去3か月平均比34.3倍)。春らしいピンク×イエローのカラーやフレッシュな色味が早速話題に。「ミモザベージュ…早くも、春色ですね。薄くつくので濃くならずに自然に仕上がりました☆」
「年末年始にとにかく売れたもの」(@cosme TOKYO総合ランキング)は、1位がヘアメイクアップアーティスト・河北裕介さんがプロデュースした&be(アンドビー) の『ブラックスポンジ』。1か月で4000個超の販売数を記録した。2位はダーマレーザーの『ダーマレーザースーパーVC100マスク』、3位はKANEBOの『カネボウ スクラビング マッド ウォッシュ』だった。
@cosmeベストコスメアワードの受賞商品や、SNSでバズった商品が多くランクインする結果となったが、売り上げは前年同時期と比べて約1.6倍。リベンジ消費の勢いを感じたという。
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