楽天グループ(株)は11月1日、ECモール「楽天市場」で「お歳暮・冬ギフト特集」と「クリスマス特集」を公開する。これに先立ち、今年のトレンド予測を発表。楽天市場において「お歳暮」の流通規模は約1.9倍(※)、「クリスマスギフト」関連商品の流通規模は約3.0倍(※)であることを明かした。お歳暮商戦は「自家需要」と「手土産需要」、クリスマスギフト商戦では「ご褒美需要」をキーワードに挙げた。また担当者によると、楽天市場のシーズナブルギフト商戦では単価1万円以上のカタログギフトがヒットしつつあるという。
※=それぞれ2019年11月1日~同12月26日と、2022年の同期間の流通総額を比較したもの。
楽天グループ(株)楽天市場マーケティング部でクリスマス担当の杉山沙也香氏(写真左)とお歳暮担当の本間恵氏
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クリスマスギフトは贈る相手・ジャンル・予算別などの提案
「楽天市場 お歳暮・冬ギフト特集2023」のコンセプトは、「大切な人たちへのこだわりギフトをまとめ買い」。食品やスイーツなどの定番ギフトをはじめ、有名ブランドのお歳暮商品を紹介する。期間は11月1日午前10時~12月29日午前9時59分。
お歳暮「自家需要」の商品例
「楽天市場 クリスマス特集2023」では、贈る相手・ジャンル・予算別といった切り口でギフト商品を紹介するコンテンツを用意。定番の子ども向けギフトやファッション雑貨・コスメ、美容・キッチン家電のほか、パーティーグルメやクリスマスケーキ、装飾品なども紹介する。11月1日午前10時から12月26日午前9時59分までを予定している。
お歳暮「手土産需要」の商品例
お歳暮は「自家需要」「手土産需要」が拡大
(株)矢野経済研究所が今年1月に発表した「ギフト市場に関する調査(2022年)」によると「お歳暮」の市場規模は年々減少傾向にあるという。一方で、楽天市場においては2019年と2022年の流通総額を比較すると「お歳暮」の流通規模は約1.9倍(※)になっているという。
※=それぞれ2019年11月1日~同12月26日と、2022年の同期間の流通総額を比較したもの。
▽参考記事:
22年ギフト市場規模、4.1%増の10兆5340億円の見込(2023.01.30) そのうえで、お歳暮商戦トレンド予測のキーワードとして、「自家需要」と「手土産需要」を挙げた。新型コロナウイルス感染症が5類に移行されて初の年末となり、家族や親せきで集まって年末を過ごすことが増えると予想されることから、家庭で楽しむために購入する「自家需要」が盛り上がりを見せると予測している。
また、食事会を気兼ねなく開催できるようになり、帰省をはじめ、忘年会やホームパーティーなどが増えることから、「手土産需要」も拡大するという。
Xマスギフトは「ご褒美需要」がカギ…自宅送付流通額は1.6倍
楽天市場において「クリスマスギフト」関連商品の流通規模は約3.0倍(※)となっているという。
※=2019年11月1日~同12月26日と、2022年の同期間の流通総額を比較したもの。
クリスマス「ご褒美需要」商品例
楽天市場ではクリスマス関連商品の自宅送付商品の流通規模も2019年と2022年を比較すると約1.6倍(※=2019年11月1日~同12月26日と、2022年の同期間の流通総額を比較した数値)まで高まっているという。こうしたことからクリスマスギフト商戦トレンド予測については、キーワードとして「ご褒美需要」を挙げた。
コロナ禍が沈静化し、在宅勤務から出社ベースの働き方に戻ることや、物価上昇による節約志向の高まり、賞与アップなどから、コスメ、美容・キッチン家電、ファッションアイテムのブランド小物などを奮発して購入し、1年間の自分自身の頑張りを労う「ご褒美需要」が高まると予測している。
さらに担当者によると、楽天市場のシーズナブルギフト商戦では単価1万円以上のカタログギフトがヒットしつつあるという。
■「楽天市場 お歳暮・冬ギフト特集2023」
https://event.rakuten.co.jp/oseibo/
■「楽天市場 クリスマス特集2023」
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