2024.11.26 ECモール
ZOZO、「大規模衝突処理技術」でアパレル生産工程を自動化…学術ジャーナルに論文掲載
ZOZOは11月25日、同社社員の論文が、コンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術に関するカンファレンス「SIGGRAPH Asia 2024」のTechnical Papersに採択され、学術ジャーナルに掲載されたと発表した。論文で発表した「大規模衝突処理技術」によって、布地を構成する糸を正確に計算することで、アパレル生産工程の一部を自動化できる可能性があるという。
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販売までのリードタイムを短縮
同社の生産支援事業では、製品企画から販売までの工程の自動化を目指している。着衣シミュレーションに必要となる「衝突処理(物体が衝突、また衝突時の反発力の計算処理)」技術を掘り下げることにより、販売までのリードタイムの短縮、環境資源の使用削減、迅速な商品展開が可能となる。
論文では、弾性項を考慮した反発力のアルゴリズムを提案し、動的弾性項を用いることで、安定したシミュレーションを実現。これにより、大規模な衝突処理が可能となり、アパレル生産の自動化に貢献できるとしている。
「SIGGRAPH Asia 2024」で研究成果を発表
布地の挙動をシミュレーションで再現するためには計測が必要で、これが自動化の障壁となってきた。今回発表した大規模衝突処理技術を用いることにより、アパレル生産工程の一部を自動化できる可能性が出てきたという。
今回の研究成果は、12月3日~6日に東京国際フォーラムで開かれる「SIGGRAPH Asia 2024」で発表する。
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