楽天(株)は17日、楽天市場の購買データやファッション業界の最新動向から潜在的なニーズを抽出した「楽天市場 夏のファッショントレンド2018」の5つのキーワードを発表した。また、トレンドのキーワードに関連したファッション商品やコーディネートを紹介する特集ページ「RAKUTEN SUMMER FASHION TREND」もオープンした。
今夏のトレンドは「既存トレンドの進化」「テイストミックス」など
「楽天市場 夏のファッショントレンド2018」の特徴は、「既存トレンドの進化」「SNS映えの継続」「テイストミックス」の3つ。昨年から継続している既存トレンドが進化したスタイルや、インスタ映えするアイテム、真逆の特徴を持つアイテムをミックスさせたスタイルが、今夏のトレンドになると予測した。
今年の夏の注目キーワードは、「レインボー・カラーミックス」「シティBOHOスパイス」「フェミニン系・袖コン&裾コン」「素材勝負のビスチェ・レイヤード」「バックシャン水着&ゆかた」の5つとなった。
楽天市場でファッション分野が成長
楽天市場では、ファッション関連の商品が4500万点以上出品されており、ファッション分野は楽天市場のなかの成長分野の1つとなっている。今回のトレンドワードの企画は楽天のジャンル戦略の一環で、第1回目の取り組みとなる。
ファッション分野では、スマホで読めるファッションマガジンと連携し、好きなコーデをクリックすると楽天市場の商品が購入できたり、ファッション誌に掲載されている商品を撮影した画像から、その画像に近い商品が検索できる「イメージサーチ」などの取り組みを実施している。こうした取り組みや、多様な商品ラインナップ、コストパフォーマンスが高いことが、仕事や育児で忙しくも、おしゃれを楽しみたい30代の女性から高い支持を得ているという。
秋冬のトレンド情報も提供へ
同社のファッション事業課の中西敬子マネージャーは、今回の企画について「今年に入ってから企画を進め、実売期の前である春が始まるまでの時期をデータの抽出期間とした。昨年との対比や、年末から急上昇しているワード、売上が伸びているもの、商品登録数が急伸しているといったデータなどを抽出し、コレクションの情報などさまざまなデータを掛け合わせた。トレンドの精度は、今年の夏の売上にどれだけ貢献できるのかどうか。精度をマッチさせられれば、秋冬以降、来期に向けてもリアルな傾向としてのトレンドをユーザー様に提供できるようになる」とコメントし、夏商戦の結果に期待感を示した。
5つのトレンドキーワードとは
「楽天市場 夏のファッショントレンド2018」から導き出された5つのキーワードの詳細は下記となる。
「レインボー・カラーミックス」
昨年のカラーアイテムブームが継続し、夏に向けて 鮮やかなイエロー、オレンジ、赤、グリーン、ピンク、ラベンダーなどのカラーが注目されている。楽天市場では、特にラベンダーの検索ボリュームが昨春との比較で63%増となっている。
「シティBOHOスパイス」
エスニックコーデではなく、 モードな着こなしミックスアイテムとして注目を集める。楽天市場では「ボヘミアン ワンピース」のキーワード検索が昨春比で3~4倍に上昇しているという。
「フェミニン系・袖コン&裾コン」
袖のデザインが特徴的な“袖コンシャスアイテム”の人気が16年秋冬から継続している。楽天市場では「袖コンシャス」のキーワード検索が好調で、春夏も袖にポイントがあるトップスが多数登場する。SNS映えするのも人気の理由となっている。
「素材勝負のビスチェ・レイヤード」
ランジェリー感覚なキャミソールにTシャツなどを重ねるスタイルが、 今年さらに進化すると予測。 楽天市場では「ビスチェ」の検索キーワードが増えている。レースやニットニット素材なども人気に。
「バックシャン水着&ゆかた」
後ろ姿を美しく見せるバックシャン・アイテムが昨春から人気となり、今夏は水着と浴衣にもバックシャン旋風が到来すると予測。 水着はクロスバンドやレースアップ、 大胆カットアウト風、 浴衣は後ろ姿の印象を変えられる作り帯が人気となっている。「作り帯」の検索キーワードが17年から上昇しているほか、バッグデザインの水着の登録数が増えている。
■「RAKUTEN SUMMER FASHION TREND」
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