(株)ジャストシステムが24日発表した「Eコマース&アプリコマース月次定点調査(18年4月度)」によると、EC各社の送料値上げについて全体の約6割がおおむね納得していることが分かった。
同調査は、調査システム「Fastask」を使用したインターネット調査で、対象は全国の15~69歳の男女1100人。調査期間は4月20日~29日。
スマホECの利用率1位はAmazon
スマートフォンを使ったEコマースの利用については、36.5%が「スマートフォンのインターネットを使う」、63.5%が「アプリを使う」と回答。スマートフォンでEコマースをする場合に利用するサイトについては、「Amazon」が68.5%、「楽天市場」が60.8%、「Yahoo!ショッピング」が47.3%の順となっている。
大手モール以外では「ZOZOTOWN」(20.9%)の割合が高かった。パソコンからの利用も含めると、「Amazon」が77.6%、「楽天市場」が67.4%で、2サイトの利用が大半を占めている。
また、EC各社の送料値上げについては、7.0%が「賛成する」、52.2%が「仕方がないと納得している」と、約6割がおおむね納得する回答をしており、「納得できない」と答えたのは10.9%だった。
一方、送料値上げによりECサイトの利用に変化があったかについては(複数回答)、「利用方法を変更した店舗がある」と答えた人は20.1%、「利用そのものを減らした店舗がある」は21.1%、「利用そのものをやめた店舗がある」は13.1%となった。
また、Eコマースで利用したことがある配送方法は、「宅配便」がトップで74.7%、2位は「コンビニ」で28.5%、3位は「自宅の宅配ロッカー」が23%となり、「宅配会社の営業所」が13.7%、「郵便局(局留め)」が11.1%、「郵便局(宅配ロッカー)」が6.5%、「宅配ロッカー(自宅外)」が6%、「その他の店舗受け取り」が3。9%と続いた。
再配達問題が社会問題化しているが、「コンビニ」受け取りは進んでいるものの、「宅配ロッカー」の利用者はまだ6%程度と少なく、消費者への認知がまだ進んでいないことが浮き彫りとなった。
家具・インテリアのEC利用、1位アマゾン・2位楽天
Eコマースで最も頻繁に利用する宅配業者は、「クロネコヤマト」(67.4%)、「佐川急便」(16.2%)、「日本郵便」(15.5%)だった。
プレミアム会員の利用については、「アマゾン・プライム会員(Amazon)」が38.9%で最も回答が多く、次いで「Yahoo!プレミアム会員(Yahoo!ショッピング」(29.9%)、「楽天・プレミアム会員(楽天市場)」(19.5%)が多かった。
他に、母の日のためにプレゼントを購入予定、もしくは購入済みの人に対して母の日ギフトについて聞いたところ、「新品を購入する(した)」と答えた人は86%、インターネットオークションなどで「中古品または新古品を購入する(した)」人は13.7%、ハンドメイドマーケットなどで「個人作家の商品を購入する(した)」人は14.0%だった。このうち20代では「中古品または新古品」(31.1%)、「個人作家の商品」(34.4%)の回答が他の世代よりも多かった。
家具やインテリアなどを購入する際に利用するECサイトについては、「Amazon」(46.1%)、「楽天市場」(45.9%)、「ニトリ」(29.7%)の順だった。
この続きは、通販通信ECMO会員の方のみお読みいただけます。(登録無料)
※「資料掲載企業アカウント」の会員情報では「通販通信ECMO会員」としてログイン出来ません。