2018.08.14 調査・統計
18年上半期家電市場、4Kテレビが40%増・エアコン12%増
GfKジャパンが13日発表した「18年上半期(1~6月)の家電およびIT市場の販売動向」によると、18年上半期の家電小売市場は、冷蔵庫/洗濯機/テレビといった主要製品が好調だった一方で、イメージング市場のデジタルカメラは、引き続き縮小基調にあることがわかった。
18年通年では1%増の7兆700億円に
同調査は、全国の有力家電・IT取扱店(家電量販/総合量販店/カメラ専門店/携帯電話専門店/ネット通販など)からPOSデータなどを収集し、統計的な手法により全国市場規模相当に拡大推計したもの。調査期間は1月~6月。
同調査によると、18年上半期の家電小売市場は、冷蔵庫/洗濯機/テレビといった主要製品が前年を上回ったことが寄与し、全体的に前年をやや上回る水準となった。18年通年では、前年の市場規模7兆700億円を1%程度上回る見通し。
AV市場は、薄型テレビの買い替え需要の増加や、ワイヤレスイヤホンの伸長などにより前年からプラス成長となった。このうち薄型テレビの販売台数は前年比7%増の260万台となった。中でも6月期はワールドカップにより同25%増を記録した。4Kテレビは同40%増の100万台に達した。
一方、BD/DVDは190万台と横ばいに。BDレコーダーが同4%増の94万台、DVDプレーヤーが同12%減、BDプレーヤーが同7%減となっている。ヘッドホン/ヘッドセットは、同10%増の1040万本を達成。引き続きワイヤレスタイプの需要拡大が市場規模を押し上げ、特にBluetooth対応機が同78%増と大幅に伸長した。
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