都案件も納付命令権限持つ消費者庁が実施

 　今回、納付命令が出されたＳＡＫＬＩＫＩＴは、１７年１２月２４日に公正取引委員会（事務総局近畿中国四国事務所）と消費者庁から措置命令を受けていた。ギミックパターンは今年３月２６日に東京都から措置命令を受けていた。ギミックパターンは都の案件だが、課徴金の納付命令権限は消費者庁のみが持つため、同社は消費者庁から課徴金納付命令を受けた。

　課徴金額は、課徴金制度施行後に措置命令を受けた商品などを違反行為期間中に販売した額の３％としている。ＳＡＫＬＩＫＩＴが２５５万円（※違反認定商品の推定販売額約８５００万円）、ギミックパターンが計８８２４万円（※同２８億円）となっている。ギミックパターンについては、４商品について違反認定を受けている。「ストッキング（課徴金額２３８７万円）」「ブラジャー（同８９２万円）」「ショーツ（２８９２万円）」「ブラ付きタンクトップ（同２３０９万円）」。

　２社は１９年５月７日までに課徴金を国家に納付しなければならない。

※課徴金額から販売額を逆算した推定値

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