ZOZOがフルフィルメント支援

　近時の「フルフィルメント」関連の動向では、「ファッションECプラットフォーマー」によるフルフィルメント支援が目立っています。ファッションECモールの雄「ZOZOTOWN(運営：(株)ZOZO)」は子会社の(株)アラタナを通じて「Fulfilment by ZOZO（フルフィルメント・バイ・ゾゾ）」を提供しており、同サービスを扱ってニュース記事は「通販通信ECMO」において長期間、人気記事として君臨しています。

・フルフィルメント・バイ・ゾゾ、送料５８０円・出荷代行２００円に(19/8/15)

https://www.tsuhannews.jp/shopblogs/detail/63185

　（株）ＺＯＺＯの子会社で、ＢｔｏＢ事業としてファッションブランドの自社ＥＣ支援を行う（株）アラタナは、ＺＯＺＯＴＯＷＮ出店企業が運営する自社ＥＣのフルフィルメント支援サービス「Ｆｕｌｆｉｌｌｍｅｎｔ　ｂｙ　ＺＯＺＯ（フルフィルメント・バイ・ゾゾ）」を１０月から正式スタートさせる。配送料は離島を除き全国一律で１件につき５８０円、出荷代行手数料は１件につき２００円、月額最低手数料は戦略パートナー特別価格は１５万円～としている。箱代・梱包資材代などの諸経費は別途必要。

総合ECモールもファッション取り込みへ

　ファッション専業モールがフルフィルメント支援を展開する中、総合ECモール系もファッションECのバックヤード業務受託の取り込みに力をいれつつあります。楽天は昨秋から「Rakuten　Fashion」を始動。フルフィルメントを含むトータルソリューションの提供を行っています。

・「楽天ファッション」始動！商品企画～物流まで一貫して支援(19/9/18)

https://www.tsuhannews.jp/shopblogs/detail/63379

　楽天（株）は１７日、国内のファッション関連事業者のデジタル化やＥＣ化を支援し、付加価値の高いサービスをユーザーに提供するプラットフォームの構築をめざす新構想「Ｒａｋｕｔｅｎ　Ｆａｓｈｉｏｎ」を発表した。楽天グループのアセットを活用したＲａｋｕｔｅｎ　Ｆａｓｈｉｏｎは、需要予測や受注管理、決済などのシステム、物流フルフィルメントサービス、海外販売支援サービスなど、商品の企画・生産から販売までを効率化するデジタルソリューション。ファッション関連事業者がワンストップで利用できる、よりオープンなプラットフォームを構築する考えだ。

　さらに2020年からはAmazonもファッションECの取り込みに力を入れていく模様です。手数料を服類・靴類のみ大幅に優遇するなどの施策を打ち出しています。

・Amazon、FBAの配送代行手数料を値上げへ…販売手数料は減額するジャンルも

https://www.tsuhannews.jp/shopblogs/detail/64121

　アマゾンジャパン合同会社はこのほど、Amazon.co.jpの2020年フルフィルメントby Amazon（FBA）の手数料改定を公表した。フルフィルメント、輸送、商品配送コストの高騰に伴って「配送代行手数料」を増額する一方、特定の商品カテゴリーの「販売手数料」を期間限定で減額。初めて出品された商品に対しての「特典プログラム」も開始する。コストの変動や業界の動向、出品者からのフィードバックを反映し、定期的に見直している「販売手数料」は、出品者がより多くの品揃えで出品できるよう、特定のカテゴリーで手数料を引き下げる。期間は3月1日～2021年2月28日の12か月間。「服&ファッション小物カテゴリー」は条件を満たせば手数料率が15％→8％に、「シューズ&バッグカテゴリー」は条件を満たせば15％→5％となる。

コールセンター企業もフルフィルメント支援強化

　そのほか2019年の動向では、マガシークやSHOPLISTといったファッションECの大きな勢力のみならずコールセンターなどといったBPO業務受託企業によるフルフィルメントサービスの拡充が進んでいます。

・トランスコスモス、物流拠点「ECワンストップサービス」を1.3倍に(20/1/14)

https://www.tsuhannews.jp/shopblogs/detail/64083

　トランスコスモス（株）はこのほど、同社のEC専門物流拠点「ECワンストップセンター北柏」を1月から拡張すると発表した。ロジスティクスサービスの需要拡大を受け、利用面積を1.3倍にする。拡張部分が本格稼動する4月に向け、サービスの強化を図る考えだ。

・マガシーク、ファッション自社ＥＣのトータル支援サービス　「ＵＮ／ＳＹ」開始(19/10/2)

https://www.tsuhannews.jp/shopblogs/detail/63459

　総合ファッション通販サイトを運営するマガシーク（株）は１日、ＢｔｏＢ向けの自社ＥＣ支援サービス『ＵＮ／ＳＹ（アンシー）』のサービスを開始した。クライアントの公式オンラインストアの構築から運用、フルフィルメント、マーケティングコンサルまでワンストップで提供、提案する。

・ＳＨＯＰＬＩＳＴ、売上最大化へ…カギは「オープンコネクト」(19/6/19)

https://www.tsuhannews.jp/shopblogs/detail/62870

　ＣＲＯＯＺ　ＳＨＯＰＬＩＳＴ（株）は５月３１日、都内で「ＳＨＯＰＬＩＳＴ」出店者向けのカンファレンスを開催。出店社約２００社以上が参集した。カンファレンスでは、「オープンコネクト」をキーワードに掲げ「ＳＨＯＰＬＩＳＴ」本体と子会社が運営するＥＣ支援サービスや物流サービスの戦略などについて出店者に共有した。

・日本トータルテレマーケティング、ラストワンマイル協同組合と提携(19/5/20)

https://www.tsuhannews.jp/shopblogs/detail/62706

　日本トータルテレマーケティング（株）は１７日、首都圏２５社の配送会社で組織したラストワンマイル協同組合と中型・大型商品の配送事業における業務提携を締結したことを明らかにした。同社は、埼玉県日高市に約７０００坪の物流拠点を構え、フルフィルメント事業を展開している。

フルフィルメント関連資料は「通販通信ECMO」でDL！

　通販通信ECMOでは、フルフィルメント関連のダウンロード資料も用意しています。ぜひダウンロードして貴社の業務効率化推進などにお役立てください。

・ニッセンの通販物流代行サービス

https://www.tsuhannews.jp/documents/detail/148

通販ニッセンが提供する物流代行サービスです。長年のBtoC事業で培った物流ノウハウと親会社であるセブン＆アイのリソースを活用し物流面から通販企業様をサポートいたします。コストと品質の両軸を追求し、通販市場における貴社の競争力を高めて頂きます。

またデータ精査や配送の問い合わせ対応などバックエンドもお手伝いしております。アウトソーシングを検討され始める月間2,000件から月間100,000件まで規模に応じた最適な運用を目指し幅広く対応しております。これから通販を検討される企業様から中規模企業様もお気軽にご相談ください。

・オンデマンド物流アウトソーシングサービス「オープンロジ」のご紹介

https://www.tsuhannews.jp/documents/detail/94

オープンロジは、「物流をもっと簡単、シンプルに。」をコンセプトに、出荷作業や在庫管理などの物流業務をオンライン上で簡単にアウトソースできるサービスです。見積もりや問い合わせといった煩雑な手続きは不要で、会員登録後すぐに利用開始できます。

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▽フルフィルメントに関する資料一覧はコチラ

https://www.tsuhannews.jp/documents/search/?cid[]=38