インターネット総合ショッピングモール「Qoo10」を運営するeBay Japan(合)が9日発表した「女性のおうち時間と美意識に関する調査〈下着篇〉」によると、約8割が在宅勤務や休日で家にいる時、重視するのは「ゆったり」&「リラックス感」と答えていた。全国の20~40代女性500人に聞いた。
自宅ではゆったり感や手間を軽くする下着が好まれる傾向
コロナ禍の影響による在宅勤務や外出自粛で、自宅で過ごす時間が増えている。こうした状況下で、女性たちが身に着ける下着について、どんなことを重視するのか。最も多かったポイントは「身体を締め付けず、ゆったりとしていてリラックスできること」(78.6%)だった。
続いて、「洗いやすくて手入れが簡単なこと」(40.3%)、「素材がナチュラルで肌触りが良いこと」(28.9%)、「ブラジャーのカップ機能がキャミソールやタンクトップと一体化したもの」(27.7%)など。自宅では締め付けないことや肌触りなど、「ゆったり&リラックス感」を求める傾向をはじめ、家にいるからこそ少しでも手間を減らそうという意向がうかがえた。
購入時に重視するのは「価格」が79%、EC利用者は44%
下着を購入する際に重視するのは、「価格」が最多の79%。「サイズ」(76.4%)、「デザイン」(68.6%)と続いた。購入場所は「店舗のみ」が52.6%だったが、「EC」の利用者も44.4%に達し、購入する場所の選択肢が広がってきていることが分かる。
ECで買う理由やメリットで、最多の回答も「価格が安いから」(56.3%)だった。クーポンが使えたり、ECサイトのポイントが貯まるなど、お得に購入できる点が重視されていた。 さらに、「店舗に足を運ぶのが面倒」(41.4%)、「デザインが豊富」(35.1%%)、「サイズが豊富」(31.1%)が続いた。「好きなブランドの実店舗がない」「イタリアものがECでしか買えない」といったこだわり商品をECで購入する回答もみられた。
ECで購入したい下着は「自宅用の締め付けないブラジャー」が30%
ECの特徴である「人の目に触れない環境で購入できる」ことを生かし、「買いたい」「あったらいいな」と思う下着についても、「自宅用の締め付けないブラジャー」が30.6%と、最多の回答を得た。一方、「バストアップ効果のある下着」も27.4%と追随。締め付けないブラジャーとは相反する特徴だが、どちらも女性のニーズのある商品であることが分かった。
「勝負下着を持っている?」――。こんな質問に「持っている」と答えたのは90人で18%。誰かのためは古く、勝負下着は自身のために身に着けるもの? さらに、「お気に入りの下着を身に着けると気分が上がる?」という質問には、「とてもそう思う」「そう思う」「どちらかというとそう思う」を合わせて74.6%に上っていた。
最近買った下着は「カップ付きキャミソール」がダントツ
おうち時間で自分を見つめ直す時間を持った女性たちが、下着に新たに求めることは「自分の気分を上げて、理想の自分に近づける」、または「快適に過ごすためのリラックス感」など、「自分のための下着」といえそうだ。
多様な種類が登場している下着だが、「最近、どんな下着を購入した?」という質問も。圧倒的に多かったのが「カップ付きキャミソール」の61.8%で、「ナイトブラ」の29.0%が続いた。「カップ付きキャミソール」はブラジャーと肌シャツを重ね着しなくても1枚で両方の役割を果たし、夏の時期にはさらに人気が高まりそうだ。
EC利用者はナイトブラや育乳ブラ、ガードルの購入が多く、自分の体を綺麗に保ちたい、より綺麗にしたいという意識が見てとれる。5月に実施した調査で、6割以上が「巣ごもり太り」を感じ、最も太ったと感じるパーツが「お腹」という結果だったことからも、すっきり、スリムなスタイルのための下着需要が高まると予想される。また、ナイトブラは20代の購入割合が最も高く、34.7%。年齢を重ねてもきれいな体を保つため、早めに対策していることがうかがえる。
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