SDGs(持続可能な開発目標)の理念を選考基準とし、「人にも地球にもやさしいコスメ」を表彰する『サスティナブルコスメアワード2020』の受賞コスメがこのほど決まった。ゴールド賞、シルバー賞、ブロンズ賞などを選出。ゴールド賞には(株)リム・ジャパンの化粧水『しっとり瀬戸内ハーブ・ウォーター』が選ばれた。
製品のライフサイクルを「サスティナビリティ」の観点で評価
化粧品・衛生品の分野で、製品のライフサイクルを「サスティナビリティ」の観点で評価する国内唯一のアワード。主催は、環境省の森里川海アンバサダーメンバーを中心に立ち上げたソーシャルアクティビストチーム「MOTHER EARTH」(事務局・一般社団法人the Organic)。
環境や人体に優しい化粧品を世界中の人々へ普及する目的で2019年に誕生した
受賞コスメはゴールド賞、シルバー賞、ブロンズ賞が各1アイテムと、審査員賞(16アイテム)、ノミネート賞(19アイテム)。受賞記念ロゴマークの使用が認められる。
『しっとり瀬戸内ハーブ・ウォーター』は発想と自然な加工法に評価
ゴールド賞の『しっとり瀬戸内ハーブ・ウォーター』は、竹から生まれた化粧水。ハーブ抽出技術により作られた日本天然ハーブで、使い心地はしっとり。竹「害」を竹「益」に変えた発想と、発酵技術など自然な方法で資源を有益な成分に展開できている点などが評価された。
シルバー賞は、(株)陽と人の『フェミニンオイル』。デリケートゾーンの保湿アイテムで、柿のタンニンが消臭などの機能を与え、コスメのクオリティも独創的。SGDs5番「女性活躍とジェンダー平等」の活動を女性のエンパワーに関わる製品で実現していることが受賞の理由。
ブロンズ賞は、(株)エキップの化粧水『アスレティア コアバランストーニングローション』。アシタバとシソのエキスと、コメ発酵エキスを独自のバランスで配合。毎日使うことで、肌本来の基礎力を補う。化粧品としてのクオリティは出展者の中で圧倒的との評価を得た。
JIMOSなど通販企業の製品も多数受賞
審査員賞に決まった企業名と商品名は次の通り。
(株)陽と人・『フェミニンミスト』/(株)リム・ジャパン・『艶やか瀬戸内ハーブ・バーム』/(株)Hello Nature LHAMOUR・『ラムーア フェイシャルオイルRH』/フロムファーイースト(株)・『米ぬか酵素洗顔クレンジング+CLAY』/伯東(株)・TAEKO TAEKO サンスクリーン (日焼け止め美容液)/(株)JIMOS・『美容液オイル‐月‐』/ヤラブの木・『naure ピュアタマヌオイル』/(株)イデアインターナショナル・『ミータイム AG モイストリッチ ローション』/久久理・『エッセンシャル オイル ヒ/hi』/(株)ICOR・『イコ オイルインミストトナー』/カラーズ(株)・『ザ パブリック オーガニック スーパーバウンシー ディープモイスト シャンプー シャンプー』/(株)SouGo カミツレ研究所・『華密恋薬用入浴剤』/(株)ボタニカルファクトリー・『ボタニカノン ホーリーバジル化粧水』/(株)ビーバイ・イー・『リンレン レメディアル シャンプー ローズ&ツバキ』/えそらフォレスト(株)・『カラーコンディショナー』『ローズウォーター ヌーボー2020』
審査員長の岸紅子・NPO法人日本ホリスティックビューティ協会代表・環境省森里川海アンバサダーは、「環境負荷の低いものづくりに真摯に取り組む事業者によるコスメを選ぶことは、消費者自身の生活の質を高めるだけでなく、明らかな社会貢献となる。今後も同アワードが、人にも地球にもやさしい低炭素・カーボンニュートラル社会への推進の一助になれば幸い」とコメントしている。
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