2022.01.10 コラム
ネットショップの始め方とは?ネットショップ開業までの5ステップを解説
スマートフォンの普及やデジタル化が進み、ネットショップ市場は年々拡大しています。今や消費者にとって必要不可欠な存在となるネットショップですが、実際にネットショップを始めるとなると、どのような準備が必要なのでしょうか。
今回は、ネットショップ開業までの準備を5つのステップに分けて紹介します。

ネットショップの意味・ECサイトとの違い
「ネットショップ」とは、インターネットショップの略語で、インターネット上(オンライン上)でモノやサービスを販売するためのお店のことです。オンラインショップやネット通販などと呼ばれることもあります。
一般的なネットショップの機能としては、商品の登録・在庫管理、受注から決済までの購入手続き、配送処理、書類の発行などがあります。
また、ECサイトという言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
「EC」とは、「Electronic Commerce」の略称で、電子商取引を行うための商法のことです。
つまり、ECサイトとは、電子商取引を行うためのWebサイトのことを指します。
このようにECサイトという言葉の意味は広く、電子商取引を行うネット上のサービスはECサイトと称されます。
ネットショップもECサイトの一部であるものの、どちらも機能に違いはありません。
一般的ユーザーからは「ネットショップ」と呼ばれていても、ビジネス上の相手からは「ECサイト」と呼ばれている場合もあります。
人によって定義が異なる可能性もあるため、ビジネス上で会話の認識が生まれないよう、しっかりと言葉の意味を理解していることが大切です。
ネットショップ開業の手順
ネットショップの意味を理解したところで、ネットショップ開業のための手順を追っていきましょう。
◇販売商品を決める
ネットショップを始めるには、「何を売るか」を決めることが大優先です。
実店舗を持っているのであれば、ネットショップ上で展開する商品を決めることになりますが、一から始める場合には、まずは販売商品から決定しましょう。
扱う商品が定まったら、仕入れを行うのか、オリジナル商品を作るのかなど、商品の入手方法を考えます。
仕入れ販売を行う場合には、安く仕入れるために取引先への値段交渉が必要です。
◇コンセプトとショップ名を決める
販売商品が決まったら、ネットショップのコンセプトとショップ名を考えます。
インターネット上には、数多くのショップや商品が存在します。
その中から自分のショップに訪問・商品を購入してもらうには、他のショップとの差別化を行い、いかに魅力を伝えられるかがポイントです。
コンセプト選定には、どのようなユーザーに買ってもらいたいか、どのような満足感を提供したいか、ターゲットと目的を明確にしましょう。
また、ショップ名はユーザーに印象に残るような名前、ショップの価値観が共有できる名前などの工夫を取り入れ、お店のコンセプトを元に作り込むことが大切です。
◇出店形態を決める
ここからは、実際にネットショップの中身の準備です。
ネットショップには、大まかに2つの形態が存在します。
・モール型ネットショップ
・ASP型ネットショップ
「モール型ネットショップ」とは、多数のショップが集まっている形態のことで、代表的なサービスに、Amazonや楽天市場などがあります。
集客力が大きいことが最大のメリットですが、ブランド化しにくかったり、ユーザーが他のショップに流れてしまう点などがデメリットとなります。
一方、「ASP型モールショップ」とは、独自のショップサイトを作成し、自身で集客を行う形態のことです。
多くのプラットフォームは、カスタマイズ性に優れており、モール型ネットショップよりもオリジナル性の高いショップを作ることができます。
しかし、一から集客を行う必要があるため、SMS宣伝や広告の出稿など、あらゆるマーケティング施策が必要です。
初期費用や運営費用なども考慮し、最適な出店形態を選択しましょう。
◇決済方法・発送方法などを決める
ネットショップを開業するには、決済方法や発送方法、発行書類についても考えなければいけません。
多くのサービスでは、クレジットカード決済をはじめ、Google Pay、Apple Pay、サービス独自の決済方法などを導入することができます。
しかし、クレジットカード決済を利用するには審査が必要となり、時間を要する場合があるため、注意が必要です。
また、利用したい運送会社と納品書や請求書などの必要な発行書類についても事前に確認しておきましょう。海外発送を行う場合には、インボイスが必須になることもあります。
実際に商品が売れたことを想定して、「決済方法」「発送方法」「発行書類」をどうするかリスト化しておくと良いでしょう。
ネットショップを開業する
いよいよネットショップの開業です。
上記で確認した出店形態や決済方法をもとに、どのようなプラットフォームを利用するか決定します。
モール型ネットショップであればモールへの出店を行い、ASP型ネットショップであればネットショップの制作を行います。
ネットショップを制作する場合には、「月額利用料金」「デザイン性」「機能」などの特徴から各プラットフォームを比較すると良いでしょう。
利用料金無料で始められるものから、デザインテンプレートが豊富なサービスなど、多種多様です。
以下の記事では、おすすめのASPサービスを紹介しています。
ぜひ参考にしてください。
ネットショップが完成したら、商品の写真を撮影し、ネットショップ上に商品の登録をします。
実店舗のように商品を手に持って確かめることができないため、商品の顔となる写真と説明文をいかに魅力的に見せられるかが鍵です。
さいごに、ショップの集客をし、販売に向けた準備を行います。
ネットショップは開業するだけでお客さんが来てくれるわけではありません。
新規顧客を獲得、リピーターを増やしていけるように、「広告」「SNS」「メール」「検索(SEO対策)」などで集客を行いましょう。
しっかりと手順を踏んでネットショップ開業を成功させよう
時間と場所を選ばずに買い物ができるネットショップは、消費者の私たちにとって欠かせない存在となっています。
最近は、ネットショップを開業するためのサービスが豊富にあり、法人だけでなく個人でもかんたんにネットショップを始められるようになりました。
販売商品やターゲット、ネットショップのカスタマイズ性などのさまざまな観点から、自身に合った開業手順を踏むことが成功への近道となります。
ネットショップに関連する資料
「通販通信ECMO」では、ネットショップに関する資料を多数掲載しています。ネットショップについて理解を深めたいという方は、ぜひ参考にしてください。
ネットショップに関連する記事
ネットショップに関して情報収集を行いたい方は、以下リンクからもネットショップの関連記事をチェックすることができます。こちらもあわせてご確認ください。
・「ネットショップ」関連記事一覧
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