(株)アイスタイルがこのほど発表した、コスメ・美容の総合サイト「@cosme」への投稿・クチコミからトレンドの兆しを発掘する「@cosmeのトレンドの芽 5月版」によると、各地で夏日を記録した4月を受け、『ドライシャンプー』など早くも夏到来を感じさせるワードがトレンドイン。日焼け止めの定番ブランドは『ドラえもん』などキャラクターとのコラボパッケージが話題だ。
ハーフサイズ関連の口コミ
口コミに『ハーフサイズ』のワードが前年同月比10倍に
メイクアップカテゴリで4月1日から、ポール&ジョーボーテの大人気プライマー「プロテクティングファンデーションプライマー」のハーフサイズが限定発売された。これが影響して、『ハーフサイズ』(過去3カ月平均比17.3倍、前年同月比10倍」というワードが増加した。
「ずっと気になっていた」「試してみたかった」 という新規層からのクチコミが増加し、「お試しでハーフサイズを買ったが、次は現品を買いたい」という声も。「試してから買いたい」というニーズは高く、ハーフサイズやミニサイズの販売は有効な手段といえそうだ。
ルナソルの人気アイシャドウ「アイカラーレーション」の新色が3月17日に登場。ベーシックなベージュパレットがクチコミでも早速、話題に。クチコミでは「上品」「使いやすい」「綺麗」「ナチュラル」といった色味の評価に加えて、「さすがルナソル」「失敗がないルナソル」とブランドをリスペクトする声も見られている。
肌荒れの原因として『黄砂』の口コミが前年同期比4倍に
また、肌荒れの原因の1つとして『黄砂』(過去3か月平均比10.7倍、前年同月比4倍)を挙げるクチコミが前年より増加した。外出機会の増加で、大気汚染などの外部環境への関心が高まるかも知れない。
各地で夏日や真夏日を記録した4月。クチコミでは、夏の到来を感じさせるワードがトレンド入り。汗ばむ季節への備えとしてのニーズや外出機会の増加が影響してか、『メイク キープスミスト』(過去3か月平均比1.3倍、前年同月比2倍)というワードの出現が増加している。
また、『ドライシャンプー』(過去3か月平均比6.9倍、前年同月比6倍)というワードも増加しており、気温上昇や外出機会の増加に伴い、髪やボディーがべたつくといった悩みも増加するかも知れない。
スキンケアでは日焼け止め関連ワードが頻発
同時に本格的な紫外線シーズン。スキンケアでは日焼止めに関するワードが複数入った。ここ数年でさまざまな形状の日焼け止めが登場しているが、今シーズンもスティックタイプ、スプレータイプ、ミストタイプUVへの注目は継続している。『UVスティック』(過去3か月平均比5.6倍、前年同月比2.2倍)、『UVスプレー』(4倍、1倍)、『ビオレUV』(3.9倍、5倍)。
「日焼止めといえば」の定番ブランド「アネッサ」は『ドラえもん』(過去3か月平均比4.4倍、前年同月比12.8倍)。「アリィー」は『スヌーピー』(4.8倍、4.3倍)と、それぞれキャラクターとのコラボパッケージが話題を集めていた。
メイクアップアイテムの売上ランクは新たな動きも
@cosme TOKYOの「メイクアップアイテムの売り上げランキング」では、アイブロウ、アイライナーは定番商品、マスカラは昨年ヒットして定番になりつつある商品がランクイン。アイシャドウでは3月に発売されたWonjungyoの涙袋ペンシル「ウォンジョンヨ メタルシャワーペンシル」が2色ランクインしている。
また、リップでは、引き続き人気のリップモンスターの限定色がランクインしているが、その他にも4月に発売されたばかりのRiri mewの新商品「ミューテッドシアーティント」や人気商品の「センシュアルフィックスティント」の新色がランクインするなど、カラーアイテムを中心に新しい動きが見えてきている。
この続きは、通販通信ECMO会員の方のみお読みいただけます。(登録無料)
※「資料掲載企業アカウント」の会員情報では「通販通信ECMO会員」としてログイン出来ません。