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通販通信ECMOニュース・記事事件・トラブル【能登半島地震】広がる支援の輪、ヤフー募金15億円超…現地通販会社やファンケル・わかさ生活も支援(1月5日18時更新)

2024.01.02 事件・トラブル

【能登半島地震】広がる支援の輪、ヤフー募金15億円超…現地通販会社やファンケル・わかさ生活も支援(1月5日18時更新)

1月1日の夕方に発生した令和6年能登半島地震に関連して、EC・通販業界で被災地支援の輪が広がっている。1日の早い段階から受付を開始したヤフーを皮切りに、ZOZOTOWN創業者の前澤友作氏やメルカリ、各ふるさと納税ポータルサイト、各クラウドファンディングサービスなどでも寄付活動が始まった。ヤフーでは1月3日午後16時までに寄付金10億円突破、5日18時現在で15億円に到達している。自らも拠点が被災したとみられるDMM.comも「上乗せ寄付」をスタートさせた。そのほか物資の提供運動も始まっており、モバイルバッテリーECのアンカー・ジャパンが自治体に呼びかけた。(随時更新/1月5日18時更新、前回更新は1月3日16時30分)

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前澤友作氏も支援、物資提供する企業も

ヤフーは1日の早い段階から「令和6年能登半島地震緊急支援募金」を開始。2日午後22時30分現在で7億円超の寄付を集め、5日18時までに15億円を突破した。


「ZOZOTOWN」の創業者である前澤友作氏は展開するアプリ「arigatobank」にて緊急寄付活動を開始したと自身のX(旧Twitter)で発表した。


メルカリは2日、売上金(メルペイ残高)を希望団体に寄付できる「メルカリ寄付」機能の寄付先に、能登半島地震による被災地の支援を追加。寄付先として「日本財団(災害復旧支援特別基金)」を選択し、寄付できるようにした。日本財団への寄付を通じて、ライフラインを絶たれたり、避難を余儀なくされたりした被災者を支援する。日本財団では現地の被災状況を情報収集し、災害支援を専門とするNPO・ボランティアと協議しながら、被災地での支援ニーズの把握に努めている。「メルカリ寄付」からの寄付金は、全額を今回の地震による被災地の支援に活用する。

▼メルカリ寄付

GMOインターネットグループも2日、「被災支援募金(GMO基金・マッチング寄付)」の受付を開始。寄せられた支援金と同額を同社から寄付(上限1000万円)することで、2倍の寄付金額にして被災地支援活動に全額充てる。募金先や募金金額については、後日報告するとしている。


楽天グループは4日から「楽天クラッチ募金」にて「能登半島地震被害支援募金」の受付を開始した。

▼能登半島地震被害支援募金(楽天クラッチ募金)

そのほか日本郵政グループのゆうちょ銀行との本郵便の貯金窓口において5日から義援金の無料送金サービスの実施を開始した。

現地企業も支援…DMMは”上乗せ”募金

創業者の亀山敬司会長が石川出身で、県内に物流やカスタマーサポート拠点を構える合同会社DMM.comは自らも拠点が被災した状況とみられりなかであるが”上乗せ”募金活動を2日からスタートしている。

「DMM.com被災地支援うわのせ募金」として、クレジットカード・DMMポイント・TVコインでの支援を募っている。寄付先は日本赤十字社とし、1000万円を上限金額として、寄付金額と同額を同社が上乗せする。募集は3月31日まで。


石川に本社を置く、歯科系BtoB通販の歯愛メディカルは能美市のロジスティクスセンターや事務所の建物・設備に少なからず被害があったという。一方で、地元支援として元日は本社を一次避難所として約700人を受け入れた。歯ブラシ、除菌ウエットティッシュ、洗口液等必要な物資を無償提供し、地元の歯科医師会を通じて被災地に提供予定。引き続き地域防災拠点として地域貢献に努めていくともしている。

商品提供など通販会社から支援の手

モバイルバッテリーなどを取り扱い主要モールのセール時など名が上がることの多いアンカー・ジャパンも支援に乗り出した。1月1日の17時半ごろ、同社の猿渡歩社長は地震のX(旧Twitter)アカウントにて被災自治体に向け「モバイルバッテリーやポータブル電源が必要であればAnkerから提供する」と呼びかけた。

▼アンカー猿渡社長のXアカウント

ファンケルは5日、2種の寄付活動と商品提供を行うと明らかにした。

寄付活動としては、計300万円を1月12日めどで被災地域への義援金として日本赤十字社へ寄付する。うち50万円はファンケルグループの従業員による給与天引き型の寄付活動「もっと何かできるはず基金」から50万円を拠出する。

ファンケルの顧客からの寄付も募る。同社の会員サービスの「ファンケルポイント」による寄付を1月中旬に開始予定。コーポレートサイトより、500ポイント以上、100ポイント単位で寄付を受け付けるという。

また支援物資の提供も実施。(公社)石川県栄養士会の要請を受け、「マルチビタミン」「満点野菜ジュース」「食物繊維」「発芽米おかゆ」を計約1200個提供した。

アイケアサプリメントを販売するわかさ生活も5日、主力商品である「ブルーベリーアイ」3万3000袋と「グルコサミン&ロコモPRO」3000袋の計3万6000袋を被災地に提供すると発表した。

なお石川県と富山県では義援物資の受け入れに関して窓口を開いている。

▼石川県・能登半島地震に係る義援物資の受け入れについて

▼富山県・能登半島地震に係る富山県内への義援物資の受付について

官による支援も…食品表示関連や金融支援

官による支援も始まっている。消費者庁・農林水産省・厚生労働省は3日、都道府県などに向けて食品表示のルールを定めている食品表示基準を被災地で弾力的に運用すると通知した。当面の間、「アレルギー表示」と「消費期限」を除き、表示事項が欠けていても取り締まりの対象としないとしている。
能登半島地震の被災地で食品表示ルールを緩和…関係3省庁が自治体へ通知
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中小企業庁は1月4日、能登半島地震で被害を受けた中小企業・小規模事業者を対象とする金融支援措置を行うと発表した。政府系金融機関による災害復旧貸付や、信用保証協会による別枠で融資額の100%を保証する措置を適用するとしている。
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中小企業庁は1月4日、能登半島地震で被害を受けた中小企業・小規模事業者を対象とする金融支援措置を行うと発表した。政府系金融機関による災害復旧貸付や、信用保証協会による別枠で融資額の100%を保証する措置を....

ふるさと納税で被災地へ寄付

 ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクも2日、ふるさと納税を通じて被災地支援に寄付できる仕組み「ふるさとチョイス災害支援」で、富山県黒部市の災害時緊急寄付申込みフォームを開設した。寄付金は全額、被災地の復旧・復興に使われる。
 
災害支援金のため、原則として自治体からの返礼品はない。また、自治体から寄付受付のためのサイト利用手数料を徴収しないとしている。

▼ふるさとチョイス
 
ふるさと納税サイト「さとふる」も、災害緊急支援寄付を開始。返礼品を希望しない寄付を申し込む場合、全額が自治体に届けられる。寄付後、自治体から寄付金受領証明書が発行される。返礼品を希望しない場合、自治体から手数料を徴収しない。1000円から1円単位で寄付できる。
 
対象の自治体は、富山県小矢部市、石川県能登町、富山県黒部市、富山県氷見市、石川県中能登町、石川県七尾市。
 
楽天グループの「楽天ふるさと納税」も支援実施。3日午後16時過ぎの時点で約3500万円の寄付が集まった。対象の自治体は富山県黒部市、石川県七尾市、石川県宝達志水町、石川県中能登町、石川県小松市、富山県滑川市。寄付金は1000円から受け付けている。返礼品はなく、災害支援の寄付の申し込みについては自治体から手数料を徴収しない。

▼楽天ふるさと納税

クラファンで支援、という選択も

「Makuake」も災害支援の募金を開始している。支援金は被災者の支援を目的に、決済手数料を除いた全額を地方自治体・NPO団体などを通じて被災地に届ける。義援金のほか、災害復旧活動や支援活動で利用される予定。具体的な寄付先は検討中で、決定後に報告するとしている。

▼【Makuake公式運営】令和6年能登半島地震災害支援募金

クラウドファンディングサービス「READYFOR」を運営するREADYFORも2日、被災地支援のため、「緊急支援プログラム」をスタート。同プログラム上でNGO団体・ピースウィンズ・ジャパン、公益社団法人Civic Forceの2団体が現地での緊急支援活動のための寄付募集を3月31日まで公開し、目標金額に達成しない場合も支援金を受け取れる「寄付金控除型/All-In形式」で実施する。活動地域は石川県能登地方など。資金は緊急支援物資の調達・配布、ボランティアや被災地で活動する地元NPOのサポート費用などに使われるとしている。

▼能登半島地震緊急支援プログラム

「CAMPFIRE」も支援を行なっている。

▼【2024年元日 石川県能登半島地震】緊急災害支援金

そのほか主要コンビニも能登半島地震の募金活動を店頭で行なっている。

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