2015.04.27 調査・統計
電子書籍の利用は「スマホから」が27%…トレンド総研
トレンド総研が23日発表した「書籍・電子書籍」に関する意識・実態調査で、過去1年間に電子書籍を利用した経験がある端末は、スマートフォンがトップの27%だった。
同調査は1年間に1冊以上本を読む20~40代の男女500人を対象としたインターネット調査。調査期間は4月6日~7日。
「紙の書籍」と「電子書籍」のどちらを利用しているかの質問では、「紙の書籍だけを読む」が77%、「電子書籍だけを読む」が7%、「紙・電子書籍のどちらでも読む」人は16%だった。「電子書籍を読んでいる」と回答した人の理由(複数回答)は、「無料で閲覧・入手可能な本があるから」が53%、「読みたいと思ったときにすぐに読めるから」が51%、「本を保管するスペースがとられないから」が50%、「持ち歩きに便利だから」が49%となり、「紙の書籍」にはないメリットを感じる人が多かった。特に若年層にこの傾向が強くみられた。
使用する端末の保有率は、スマートフォンが66%、タブレット端末は31%と、全体で94%の人が「電子書籍」が閲覧できるデバイスを所持していた。しかし、電子書籍の閲覧経験は45%と半数以下となった。利用経験が最も多い端末はスマートフォンで27%だった。トレンド総研はトレンダーズ(株)と(株)バリュープレスが設立した研究機関で、トレンドに関する調査・研究を通じてマーケットを活性化することを目的としている。
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